【取材メモから紐解く名古屋グランパス2023：見込みと、誤算と。】１．相手を“消し”、自分たちを最大化する戦いの習得
１．相手を“消し”、自分たちを最大化する戦いの習得
「どうしてこうなった」という想いと最終的な順位に何とも言えない嚙み合わなさを感じるシーズンが終わった。夏のリーグ中断を境として前半戦、後半戦と分けた時、3位で折り返した順位表は6位で完了。その推移を棒グラフ状に示せば残り数節で上位争いに息切れしたチームにしか見えない。だが、ご存知の通り後半戦で名古屋が挙げた勝利数はたったの3つであり、ホームゲーム無敗という結果は伴ったものの、最終勝点の75％を前半戦で稼いだと思えばチーム状況はかなりの苦境にあった実相が浮き上がってくる。後半戦の成績で、落とした順位は3つのみ。言い方は悪いがなぜまだ6位に居られるのかが不思議というのが正直な感想だ。
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