赤鯱新報

小室秀太「センターバックの真ん中として6失点というところはほんとに責任持たないといけないと思う」【名古屋U-18 Bvs清水ユース】試合後の選手コメント

■高円宮杯 JFA U-18 サッカープリンスリーグ 東海 第4節
2024年4月27日 13:00 KickOff トヨタスポーツセンター第2グラウンド(人口芝)
名古屋グランパスU-18 B 0-6 清水エスパルスユース
得点者:26’土居佑至(清水)48’田代寛人(清水)58’市川幸優(清水)64’田代寛人(清水)87’針生涼太(清水)88’針生涼太(清水)
―――――――――

Q:6失点はDF陣としても相当に考えることの多い試合結果だと思います。

「全体として、前半1点で後半5失点というところでは、最後の最後、終盤になるにつれてみんなも疲れてきて、ゴール前の1歩だったりで集中力が切れたりして。そこを使われて、最後のところでシュート打たれるようになってきて、5失点になった後半だったと思うので、チームとしてはもっと最後までやりきる力だったり、前半の失点も良くはないんですけど、前半ぐらいの強度を後半でも、ゴール前で出せるようにしなきゃいけないなと思いました」

Q:そういったところでのストレスが溜まっていったことでも、疲労が溜まってったようなところがあるように見えました。

「ボールを奪って蹴ったボールに対して収めきれなかったり、つなぎきれなかったり、弾いたセカンドボールを取れなかった部分も多かったと思うので。そういうところで2次攻撃を相手にされて。そこで収めきれたらもっと楽というか、ストレスを感じずに試合ができたかなと思います」

Q:DFラインを統率する部分や最終ラインでしっかり守る部分では、今日の試合で気を遣っていた部分はどこにありましたか。

「相手のサイドハーフが速いことに対して、そこはマーク1枚でカバーなしではちぎられちゃうところがあって。自分たちとしては後半、前半の最後の方から後ろを4枚にしてカバーだったり、もっと守りがはめられるようにしたんですけど。それでもうまくはめられずに他のところからも攻められたりして、結局は5失点になってしまったかなという感じでした」

Q:試合全体を通して、前から圧力をかけに行って、制限して出させたパスを後ろで処理しきれなかったところも多々あったと思います。自分も含め、そこはどうしたかったですか。

「自分の考えとしては、それがうまくいった時には、はまっているシーンもいくつかかあったと思いますけど、悪かったところとしてはファーストが限定しきれずに、いろいろなパスコースがある中で、スイッチだけその流れで入れちゃって、相手の前線に収められたり。後ろがスライドできていない状況で、前だけが出てしまって間に合わないままパスが入れられたりするという状況を、チーム全体としてもっと声かけてやれればと。前に出さないシーンは出さないし、出すシーンは出す、ってところでも、もっと声がかけられたらと思います」

Q:ビルドアップもなかなかうまくつながらないシーンがあった一方で、そこさえ通っていれば逆にもっとうまくいく場面もたくさんあったと思います。ビルドアップや攻撃の組み立てで、もっとこうしたかったなという部分はありますか。

「自分の前半からの考えとしては、相手の最終ラインはそこまで高くなかったので、相手の最終ラインと2枚目のところの ライン間のところをもっと使っていきたいなって、自分の中では考えてたんです。でもうまくそこまで持っていけなかったっていうのが。最後の方は相手の疲れもあって、相手がひとつずれたところを使えていたシーンはあったかもしれないんですけど、後半の途中から、もっと始めからライン間のところにうまくボール運べるようなビルドアップの仕方を、もっと試合中、プレー中に考えてできていたらなって思いました」

Q:後半の頭ぐらいに、右の千賀選手のあたりをうまく使って押し込んでいく時間帯があったと思います。何がうまくいってああいう形になったと思いますか。

「後半は咲新が入って、相手が出づらい場所にポジションをひとつとってくれたことで、そこでビルドアップが相手の守備を超えられて、いい形が作れてたかなと思います」

Q:後半にだんだん疲労が溜まってきて、押し込まれていく展開になったわけですが、ここをもっとやっておけばよかったなと思う部分は何ですか。

「けっこう展開が前後する試合だったんで、奪った時や攻めている時にリスク管理をもっとして、相手の11番のところだったりでも先に触れていれば、そこでもマイボールにできて、もっと2次攻撃だったり、カウンターだったり、ずっと攻撃できたと思うんで。後ろの集中力というか、管理のところがもっとしっかりできていたらなと思います」

Q:先ほどの11番に対する部分での4バックの件ですが、オディケ選手の対応と自分のカバーリングなどの部分はどう考えてやっていたのですか。

「あのシーンだと、11番が縦でスピードに乗っちゃうと、たぶん止められなかったと思うので。逆にスピードに乗らせずにオディがプレッシャーかけられて、翔大郎が位置を戻せた時には何回か奪えたシーンになったと思います。そこのところでは、相手のゴール前で僕らが攻めているときに奪われて、そこで11番につけられると、11番にそのスペースを与えちゃっているので。もっとオディを11番がスピードにのる前に、もっとプレッシャーがかけられるような立ち位置を自分のコーチングで立たせていれば、ピンチはもっとなかったんじゃないかなって思います」

Q:自分個人のパフォーマンスとしては、今日の試合はどう振り返りますか。

「センターバックの真ん中として6失点というところはほんとに責任持たないといけないと思うし、チームが今季1点も取れてなくて、1点も取れてないっていうのは、ビルドアップだったり後ろからの声だったりが足りていないのが原因だと思うので。チーム全体としてもそうなんですけど、自分が声をかけることでチーム全体がうまく動けるようなコーチングができたら、もっといい試合にできたなって。そういうプレーがもっとできたんじゃないかと思います」

reported by 今井雄一朗

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ