赤鯱新報

八色真人「(同点ゴールは)もう強く、力強く、気持ちで1本打ってやろうっていう気持ちで打ちました」【名古屋U-18vs神戸U-18】試合後の選手コメント

■高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WEST 第5節
2024年5月5日 11:00 KickOff 豊田市運動公園陸上競技場
名古屋グランパスU-18 4-1 ヴィッセル神戸U-18
得点者:4’山田海斗(神戸)14’八色真人(名古屋)45+1’西森脩斗(名古屋)65’大西利都(名古屋)83’杉浦駿吾(名古屋)
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〇八色真人選手

Q:八色選手のゴールがなかったらどんな試合になっていたかと思います(笑)。

「いやあ、ほんとそうですね(笑)」

Q:立ち上がりは少しふわふわしていたというか、相手のディフェンスに合わせてしまったように見えましたが。

「やっぱり前半の最初は相手に主導権を握られて、それに自分たちが合わせちゃったなていう感じです」

Q:ミドルブロックというか、ピッチ中央に相手が待っているような状況で、ボランチのボールの持ち方もいつもと違うというか、余裕はあるけど、窮屈みたいな感じでしたね。

「確かにそうでしたね。やっぱりテンポが遅かったり、何て言うかパススピードだったりも雑になっていたので。そういうところをもっと丁寧にやっていかないといけなかったのと、あの時間はみんながちょっとボールをつなぐことに恐れてしまっていたような感じで、これは課題になると思うんですけど、萩だったりもロングフィードが多くなって。だからすぐ相手に回収されてという感じが多かったので。後ろからもっとつなぐっていうチャレンジは自信がないとできないと思うので、自信の部分は練習でもっとやっていかないといけないなっていうのは感じました」

Q:ただ八色選手のゴールの場面も含めて、高い位置で引っかけるだとか、良い位置での守備で挽回していった印象です。

「ああ、そこはやっぱりマンツーマンで行くという狙いがあって、利都だったり脩斗だったり、駿吾がスイッチ入れてくれて。そこに自分が後ろからついていって素晴らしい守備ができたと思うので。そこから自分の得点であったりも生まれたので、うまくはまったかなと思います」

Q:ゴールは迷いなく蹴れたのでしょうか。

「あれはもう、それまでの流れが悪かったので、駿吾からボールもらってパスっていう選択肢はなく。ゴールを見ずに思いっきり振り抜きました。もう強く、力強く、気持ちで1本打ってやろうっていう気持ちで打ちました」

Q:後半に入ってどんどんリズムも良くなって、ボランチから良い縦パスも入るようになりました。そこには相手の変化あるいは、自分たちで変化をつけたところもあったのですか。

「2点目の脩斗のゴールも前半の最後という、すごくいい時間帯で取れて、相手は後半は点を取りに行かないとっていう焦りの気持ちも出てきていて。だからセカンドボールの位置がちょっと前に上がったので、その分だけセンターバックと相手のボランチの間がすごく空くなと思ったし、前半からも相手にはちょっと隙が、相手がボール奪った後に隙があるなというのは自分も感じていました。後半になったら体力も落ちてくるだろうし、そこは絶対に空いてくるなって思っていたので、4点目の自分のスルーパスも、あれはもうあそこが空くだろうっていうのを予測して、縦パスを受けたって感じです」

Q:あの場面は真ん中を割りましたよね。ずっと狙っていたんですね。

「常に狙っていました。あそこは縦、縦が空くだろうと」

Q:こうやって良い勝ち方ができて、たくさん点も取れました。今日の良かった部分で次もちゃんと継続しなければと思う部分は?

「トップチームは前節でヴィッセルに負けて、その試合では後半にすごく決定機が多かった中で、大迫選手の1本で決められて。あの試合のグランパスとヴィッセルには決定力の差が出たと、自分はその試合を観て思いました。今日の試合は逆に自分たちが押される、相手をビルドアップしてくるので押されて、相手のチャンスも多くなることを想定して試合に入って、だから自分たちはカウンターだったり、その1本を決める決定力がすごく大事になると思っていました。自分の得点もそうですけど、その“1本”で決められたというのは、自分も自信にもなったし、あとは守備でも今日はすごく攻められた中でも全員で守れて、1点で抑えられた。これはすごく自信になったので、これからも継続していきたいところですね」

reported by 今井雄一朗

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