赤鯱新報

【クラブニュース】今年のテーマは”めざせ天下統一、鯱祭り”!「鯱の大祭典」「大名古屋展2023」合同記者発表会レポート

今回で4度目となる「鯱の大祭典」と「大名古屋展」の開催発表会見が、愛知県岡崎市の岡崎公園内、岡崎城の真下にある「巽閣」で行われた。

本日5月31日、愛知県は岡崎市の岡崎城を舞台に、名古屋グランパス夏の一大イベント「鯱の大祭典」とBEAMS NAGOYAがプロデュースする「大名古屋展2023」の合同記者発表会が行われた。ともに名古屋を舞台に開催され、今年で4度目を迎える人気のイベントだが、今年の大祭典は8月5日のホーム新潟戦が国立競技場で行われることにもちなみ、「めざせ天下統一、鯱祭り」と銘打たれることとなった。恒例となった記念ユニフォームもBEAMSデザインで制作され、モデルとして登場したランゲラックと藤井陽也はともにお気に入りの様子。例年にない規模感で開催される夏祭りにはまだまだ楽しみが増えていきそうだ。

開会に先立ち、名古屋グランパスの小西工己社長があいさつ。鯱の大祭典の概要発表、テーマとなる「めざえ天下統一、鯱祭り」の発表など、まずはイベントの骨子の説明を行なった。

「ここ愛知、岡崎で生まれ育ち、 江戸に渡って天下統一を成し遂げた徳川家康公のように、名古屋グランパスも東京、国立競技場から始まる『鯱の大祭典』を、今シーズンの”天下”を取るための足がかりにしたい」。会の最初、名古屋の小西工己社長は声高らかに夏の祭典への意気込みを語り、畳みかけるようにビッグサプライズを発表。それがクラブの「ワン・オブ・ザ・モースト・レジェンドパーソン」と位置付けるストイコビッチ元監督の来日だった。2013年の監督退任から実に10年ぶりとなる来場には、本人も快く応じたとのことで、クラブとしてもいろいろな企画を鋭意進めていくつもりだ。その他、国立競技場でのホームゲーム開催には事業部を上げて取り組んでいる最中といい、「僕もぷっと吹き出したりですとか、ほんとにやるの? みたいなことがあります(笑)」と小西社長も期待している。鯱の大祭典については、今後の続報を楽しみに待ちたい。

続いて株式会社ビームス クリエイティブの池内光代表取締役社長より、こちらも4度目となる「大名古屋展」の概要、コンセプトなどが説明され、愛知、名古屋をベースとする8社とのコラボレーションアイテムが発表に。そしていよいよ今季の鯱の大祭典ユニフォームのお披露目の段となると、チームからランゲラックと藤井陽也が真新しいユニフォームに身を包み、報道陣の前に姿を見せた。今回のユニフォームのデザインコンセプトは、イベント全体のテーマ、モチーフとなっている徳川家康にちなんだ戦国武将の甲冑柄。甲冑を構成する「小札(こざね)」をデザインに落とし込み、そのつなぎ目を「V」の字にすることで常に勝利を意識するチームの一体感を表現している。このデザインにランゲラックは「甲冑であったり、”サムライ”にインスピレーションを得たこのデザインも良いし、(GKユニの)黒という色も自分の好きな色。カッコいいね」と興奮気味に語り、藤井も「今までの赤とまた違った赤色で、すごく新鮮」と鮮やかなレッドを気に入った様子だった。

中央が名古屋おもてなし武将隊の徳川家康、右がグレート家康公「葵」武将隊の徳川家康。

会の中盤からは徳川家康本人が登場。名古屋おもてなし武将隊の徳川家康と、岡崎を舞台に活躍するグレート家康公「葵」武将隊の徳川家康のお二方が出陣し、「ええこと言った、儂」「そうじゃろ?儂」と本人同士の掛け合いというアメージングなトークに藤井らも大笑い。今回のコラボアイテム、そして徳川家康の意外な一面などにランゲラックも驚くなどし、あっという間に1時間弱の会見は終わりの刻を迎えた。この鯱の大祭典に向けてはランゲラックは「この3試合、ホームで3試合とも勝つことを目指していきたいし、それによって今シーズン目指しているタイトルにもどんどん近づいていく。そうすればサポーターもより一層盛り上がって、より良い雰囲気が生まれてくるので、一緒に頑張っていきたい」とコメント。藤井は「大事な時期の試合ですし、このユニフォームを着て試合ができることにもすごく感謝しています。甲冑デザインのユニフォームで、僕はしっかり名古屋のゴールを守りたい」と、ゴールという”本丸”を守る覚悟を口にした。

最後は岡崎城をバックにフォトセッション。約2ヵ月後になった大祭典のスタートへ向け、一同は勝鬨を上げて勝利を誓った。

最後に小西工己社長、池内光社長、そして金鯱グランパスくんを入れての集合写真で締め。8月、夏の到来が待ち遠しい。

©「鯱の大祭典」「大名古屋展2023」合同記者発表会

reported by 今井雄一朗

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