【赤鯱短信】荒々しくも泰然自若。米本拓司とともに挑む、首位攻防戦の1週間。
米本拓司は落ち着いていた。豪雨と強風の中で行われた水曜日のトレーニングを終え、多くの報道陣に囲まれるなか、昨季は煮え湯を飲まされたチャンピオンチームとの対戦を前に、黙々と準備を整えることだけに集中しているようにも見えた。「やることは変わらない。明日も戦術練習をやると思うので、それをしっかりインプットして望むだけ」。もちろんそれは、今季の快進撃を支える秘訣が、練習と結果の強い結びつきがあるからこそ。そしておそらくはそれを最も忠実に表現している選手のひとりとして、自信を携えてプレーに集中できているからだろう。何を話すか、どんな言葉を選ぶかを米本は慎重に選ぶタイプだ。おのずと眉間にしわが寄ることも多いが、どこかこの日はその表情にも、眉間のしわほど苦しいものは感じられない。
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