赤鯱新報

【2024プレシーズンキャンプ総括】緻密に、そして大胆に闘うための“ベース”の醸成。

一次、二次と続いた沖縄・南風原町での春季キャンプが終わり、束の間の休息を経てすぐさまチームは次のステップへと脚を掛ける。20日間の合宿には新たな戦術と取り組みがふんだんに盛り込まれ、13名もの新戦力の影響だけではない新鮮味が満ち満ちていた。長谷川健太監督の3年目のシーズンはそうした新生感も漂わせながら、既存戦力つまり、積み上げてきた力をいかに良い形で昇華させていくかにも注意が払われていた気もする。今回は例年以上に意欲的に進められてきたキャンプをいま一度振り返り、2024年の名古屋グランパスがどのような戦いを目論んでいるかを少しだけ探りたい。

「あの練習を見られただけで、このキャンプに来た意味がありますよ」

とある日の取材の合間に、稲垣祥に言われた言葉だ。

(残り 3800文字/全文: 4129文字)

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