赤鯱新報

【札幌vs名古屋】レビュー:戦術的な遂行能力の高まりと、勝利をもぎ取る執念の同居。この勝点3の“厚み”は、次のさらなる勝因に。

■明治安田生命J1リーグ 第15節
5月27日(土)札幌 1-2 名古屋(13:03KICK OFF/札幌ド/11,711人)
得点者:1’キャスパーユンカー(名古屋)55’マテウスカストロ(名古屋)85’金子拓郎(札幌)
———–

準備の精度とその遂行能力を示した快勝だった。終盤の失点で風向きが怪しくなった嫌いはあっても、シュート3本という攻撃の内容があっても、それでも名古屋は果敢に守り、痛快に札幌を下した。過去の同一カードで見たことのない試合の進め方、ある意味で“これぞ名古屋”という守りのしつこさ、粘り強さは、横浜FM戦でも感じたチームのとしての確かな積み上げを感じさせるものだ。「嫌らしく戦うことができたんじゃないかな。名古屋らしいというか」。中谷進之介は充実感たっぷりの表情で、不敵に笑った。

(残り 3862文字/全文: 4242文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ