赤鯱新報

【名古屋vsC大阪】レビュー:しぶとく、粘り強く勝機をものにし5位浮上。勢いではなく、真の強さが証明された首位からの大きな勝点3。

■明治安田生命J1リーグ 第9節
4月21日(日)名古屋 2-1 C大阪(15:03KICK OFF/豊田ス/25,341人)
得点者:65’三國ケネディエブス(名古屋)67’オウンゴール(C大阪)82’永井謙佑(名古屋)
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強者の勝ち方だった。言い方を変えればしぶとく勝つ術を彼らは身に付け始めている。前半の45分は間違いなくC大阪の支配するゲームであり、名古屋は守りに徹することしかできなかった。これも正確に言えば、守った後の攻撃に機能するところがほとんどなく、相手の即時奪回と保持と崩しを加速させたが故。だが、その状況をある意味では受け入れ、無理矢理にではなく勝機を見出すことができたのは、彼らが勝負に図太く、同じ方向性を共有して戦えたからに他ならない。“悪いなりに勝つ”とは誉め言葉ではないのかもしれないが、勝てるというのは何にも優る強さだ。ここまで無敗の首位を相手にそれをやってのけるのだから、名古屋の強さは本物の輝きを放つ。

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