赤鯱新報

【クラブニュース】30周年事業は着々と。2022年の公式イヤーブックがみよし市内の学校図書館に。

記念撮影には小山祐市長、清水克洋専務取締役のほか、今瀬良江教育長と梅村郁仁広報部長も参加した。

本日3月8日、名古屋のホームタウンである愛知県みよし市に、クラブの30周年事業の一環として今季のオフィシャルイヤーブックが寄贈された。ホームタウンの生徒、児童に名古屋グランパスをより身近に感じてもらうための企画で、市内12の小中学校の学校図書館へ1冊ずつが設置される。この日、名古屋の清水克洋専務取締役が小山祐みよし市長を訪ね、「子どもたちの『未来へ』繋がる活動に注力していきたい」と寄贈式を実施。小山市長は「心から感謝いたします。子どもたちは試合を見て、このイヤーブックを見て将来に思いを馳せて、選手たちへと夢を膨らませていくと思う」とあいさつ。その後の歓談では小山市長の積極的な質問に清水専務が丁寧に答え、クラブと市の良好なコミュニケーションの場が構築されていった。

気さくな人柄がにじむ小山祐市長。今季のホームゲームも観戦したようで、その迫力と試合前の渋滞に驚いていた。

意欲的な小山市長は早くも今後のコラボレーション企画についても触れ、三好ヶ丘駅におけるデコレーションや冬場のイルミネーションを名古屋のチームカラーに、学校給食との連動企画で選手の学校訪問を、など次々アイデアを披露。清水選手も「前向きに検討したい」と答え、30周年事業に限らず同市との協業にはポジティブな姿勢を見せた。イヤーブックについても「これは欲しいなと思っちゃう子もいるのでは」とその出来に感心した様子。スポーツセンターに近く、スクールの拠点として大きい旭グラウンドのある育成部門についても、「みよしの子どもたちがスクールからプロまで上がっていくようなことが一人で増えれば」と清水専務。かつては吉田麻也が市内の中学校に通っていた縁もあり、みよし市のサッカーとグランパスに対する地元意識はやはり高く、今後も両者のコラボレーションには注目が集まる。

それにしてもみよし市の子どもたちがうらやましいものである。学校図書館にイヤーブック。こうした草の根的な活動からも、クラブのアイデンティティやホームタウンとのつながり、そしてグランパスが日常にあるという得難い環境は醸成されていく。

reported by 今井雄一朗

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