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【クラブニュース】レジェンドマッチの前哨戦!? 前日会見で岡山哲也と中学生が意気込みを披露!

本日5月13日、明日のレジェンドマッチ開催を前に対戦する両チームから代表選手がオンライン会見に臨み、それぞれ意気込みを語った。出席したのはレジェンドチームから岡山哲也さん、愛知県中学校選抜からは安城北中学校の平岩大和選手で、何と中学校選抜チームは事前練習や名古屋のU-15とのトレーニングマッチなどもこなすなど万全の準備で挑むとか。岡山さんは「豊田スタジアムでの試合は最後になるかもしれないから」と得点への意欲を見せ、「まあ3-0ぐらいでいけるでしょう」と余裕だったが、平岩くんも負けじと「3点取られても4点取り返して勝ちたい」と勝利宣言。運動量とスピードの中学生と、技術と経験のレジェンドという組み合わせは、なかなかに均衡のとれた試合になる可能性もありそうだ。明日の一戦を見るための事前情報たっぷりの会見を、ぜひ読み込んでからご来場を。


平岩大和選手(安城北中学校)
「安城北中学校3年の平岩大和です。ポジションはトップ下です。明日は前線の選手として、直接得点に絡めるようなプレーをしたいと思います。よろしくお願いします」


岡山哲也さん
「OB選手代表で来ました岡山です。メディアの皆さんにはお集まりいただきありがとうございます。明日はよろしくお願いします。明日なんですが、まず真剣勝負で勝ちに行きたいと思います。OB一同そういう気持ちでピッチに立つと思いますので、まずは勝負にこだわっていきたいと思います。ただ、30周年のテーマとしましては、紡いだ歴史と新たな未来ということで、我々OBから明日対戦する中学生の選手たちには、まあ身体、動きでは負けると思いますが、技術と経験、こういうものを中学生には見てもらって、感じてもらって、歴史をつないでいきたいと思います」

Q:まずは岡山さんにお聞きします。真剣勝負ということで、ではどんな試合展開にしていきたいと考えていますか。
岡山「実は僕、個人的には数週間前に中学生の試合をスカウティングしまして(笑)。非常にモチベーションが高いといいますか、中学生の動きは速かったですね。我々OBは30代、40代、50代といますけども、おそらくそういった運動量や速さでは負けると思いますので。技術と経験を武器にして、おそらく3-0くらいで行けるんじゃないかなと思います」

Q:岡山さんはつい最近まで高校生の指導の際に紅白戦にも入っていましたが、そうしたところでつかんでいる中高生との戦い方のヒントなどはありますか。
岡山「引退してからもう何十年経ってますけど、おっしゃる通り高校生に交じってプレーはしていました。やっぱりプロのサッカーの間合いというところは、中学生や高校生と違う部分がありますので。まあ、負けないでしょうね(笑)」

Q:岡山さんはポジションはどこでプレーする予定ですか?
岡山「伊藤監督にはFWでと直訴しています」

Q:高校生への指導ではDFもやっていましたが?(笑)
岡山「はい、50代のOBもいるので、もし足らなくなったらDFラインにも入ってやろうと思います」

Q:明日のレジェンドチームのキーマンは誰になりますか。
岡山「やはりキーマンは40代前半の選手になると思います。玉田くんかな、キーマンは。阿部くんも、その2名ですかね」

Q:平岩選手にお聞きします。中学生選抜はチーム練習も行って、グランパスU-15との練習試合も行っていると聞きました。そういった中で自分たちのチームはどんな出来になっていると思いますか?
平岩「前回、グランパスのU-14の選手たちと試合をしました。実際に集まって、初めての試合ではあったんですが、自分たちが思っていた以上にコミュニケーションであったり、自分たちのプレー面でも、予想していた以上にできたので。その経験は明日に生きると思います」

Q:どんな感じのサッカーになりそうですか。
平岩「先ほども岡山選手が言われていたように、足元の技術では敵わないかもしれませんが、運動量とかを生かして、いつも自分たちがやってきた1対1の強さという部分で頑張りたいと思います」

Q:こうして大人との試合というのは経験がありますか?
平岩「高校生とはあるんですが、大人の方とは初めてになります」

Q:対戦を楽しみにしている選手はいますか。
平岩「自分自身がトップ下で前線の選手として、キーパーの楢﨑選手から得点を取りたいという気持ちがあります」

Q:現役時代のプレーを見たことのある選手はどれぐらいいますか?
平岩「現役の時に見たことのある選手は…あまりいないです。楢﨑選手と玉田選手ぐらいです」

Q:他の選手は名前を知っているぐらいの感じですか。
平岩「そうですね。楢﨑選手と玉田選手は何度かプレーを見たことがあるんですが、他の選手は名前を知っているぐらいで、今回対戦するということで、少し調べたという感じです」

Q:ポジションはトップ下とのことですが、具体的にはどんなプレーを得意としているのでしょうか。
平岩「自分は、ミドルシュートにすごい自信を持っていて、遠目の位置からでも狙えるのは自分のストロングだと思っているので。チャンスがあれば自分から積極的にシュートを打って、ゴールを狙っていきたいと思っています」

Q:岡山さんは先ほど3-0で勝つとおっしゃいましたが、では自分たちはどれぐらいで勝ちましょうか?(笑)
平岩「はい、そうですね。3点取られても、4点取り返すような試合をできるように頑張ります(笑)」

Q:岡山さんにお聞きします。レジェンドチームはチームとして動くためにどんな練習を?
岡山「あの、残念ながらみんなバラバラのところにいますので、チーム活動はできていません(苦笑)。でも個々でトレーニングをして、いるんじゃないかなと思います」

Q:岡山さんご自身はトレーニングは?
岡山「ありがとうございます。あの、犬の散歩に行った時に犬に引っ張られて足首を捻りまして(笑)、ちょっと休養が必要で、少し休んでいました。ですが、もともと身体は丈夫な方なので、特に心配はしていないんですが。逆にウォーミングアップで力みすぎて、そこでケガをしないように注意して。試合の方で100%力を使いたいなと思います」

Q:こうした30周年という機会に豊田スタジアムで試合ができることについてはどのようにお感じでしょうか。
岡山「まず、クラブに感謝すると同時に、この時代に感謝ですね。この30周年を迎えるときに、まだ身体が動くという。僕自身、92年に入団した選手だったんですが、そこから30年、今ここにいることに幸せを感じます。ただ、今後40年、50年は平岩くんたちの世代につないでいきたい気持ちでいます。もう一つ、我々OBは現役を引退してグランパスから離れた選手もいると思いますが、また新たにサポーターの人たちの前で、まあ身体はみんな衰えたところもありますが、自分たちの表情や身体全体を、またサポーターの人たちに見せられる。そういう機会を与えてくれたことを本当に嬉しく感じます。そんな気持ちをもって、みんなは明日の試合を戦うと思います」

Q:平岩選手にお聞きします。こうした名だたる方たちとの試合はめったにないですが、日本を代表する選手たちとのプレーをどう感じますか。
平岩「まず率直に楽しみという気持ちが大きくて。明日現地に着いた時に緊張はすると思うんですが、その緊張感だったりをすべて含めて楽しんでいきたいと思います」

Q:岡山さんにお聞きします。明日の試合で岡山さんの得点に絡んでいく意欲という部分はいかがでしょうか。
岡山「はい、大変良い質問をありがとうございます。今回、30周年ということでプレーさせてもらうんですが、今後こういった機会があるかどうかはわからないので、もしかしたら明日が自分の豊田スタジアムでの最後のプレーになるかもしれません。実際、現役時代に豊田スタジアムでゴールしたことは2点か3点くらいだったと思うんですけど、明日は必ず1点を取って、気持ちよく。もしかしたら最後の試合になるかもしれないので、1点を取りたい。めちゃくちゃモチベーションは高いです」

Q:岡山さんは今アカデミースカウトをやっていますので、明日はスカウトの目で相手チームを見るのではという疑惑も持ち上がっているのですが…
岡山「はい、おっしゃる通り(笑)。スカウト目線で明日の中学校選抜の良い選手を自分のリストに入れたいと思います」

Q:平岩選手、この岡山さんの回答を聞いてみての感想は?(笑)
平岩「やっぱり県の選抜の中でも、良い選手であったり、自分の特徴を生かせている選手でも、当日はちょっと調子が悪くてそれが出せない選手もいると思いますが、自分は最大限に自分の良さを出して、そういう人の目につくプレーをしたいと思います」

Q:豊田スタジアムという日本屈指のスタジアムでプレーできることについては?
平岩「確か初めて豊田スタジアムに行ったのが、小学校3年生ごろでした。その時に、初めて豊田スタジアムの中に入った時に、こんなにきれいなスタジアムがあるのか、ということに驚きました。また、サポーターの方々の応援に圧倒されたことも覚えています。そういうピッチでプレーできることはとても嬉しいですし、貴重な経験にしたいと思います」

Q:岡山さんにお聞きします。クラブ30周年ということを考えれば、今回の対戦相手はクラブができた時には生まれてもいなかった選手たちとの試合ということです。そうした感慨などを思ったうえでの、こうした試合の意義をどう感じていますか。
岡山「まあ、やっぱり当然ですけどグランパスのOB選手として試合に出るわけで、グランパスの道を自分たちが一緒に歩いてきたという。そこってすごく大きな意義があると思うんですね。自分自身は幸せなことに今もグランパスで仕事をすることができていて、今後何年をグランパスにいるかはわかりませんが、未来のことは。僕がいる限り、ここにいる限り、グランパスの仕事をすることもそうですけど、こうやって明日対戦する中学生や、またその下にいる小学生たちに、グランパスというサッカーチームを見せたり、伝えたりすることは僕らの役割であると思っていますので。そういうことも含めたものが、明日の試合の意義じゃないかなと思います」

Q:岡山さんは指導者をやっていたこともありますし、明日は試合をしながら教えてしまいそうな可能性もあったりはしますか?(笑)
岡山「そうですね(笑)。うん、最初にも言いましたが、中学生には大人げないですけど、本気で行く中では直接言葉を発してこうした方が良い、ああした方が良い、というのは選手によってはあるかもしれませんが。それでも、中学生には技術やプロ選手、引退している選手ばかりですが、そういった雰囲気って必ずあると思うので。そういうものを感じてほしいなと。ですから、ノーコーチングの指導みたいなね。そういうところはありますね」

Q:平岩選手にお聞きします。先ほど豊田スタジアムの思い出の話はありましたが、名古屋グランパスとの思い出は何かありますか。
平岩「はい、僕自身がサッカーを始めたのは小学生1年生の時だったのですが、正直、最初は運動なら何でもいいと思ってサッカーをしていて。そこで小学校3年生の時にサッカーをしようか野球をしようか迷っていた時期がありまして、その時にクラブのコーチから『一度試合を見に行ってみないか?』と言われたんです。そこで一度グランパスの試合を見に行かせてもらったんですが、その時にプロってこんなにすごいんだ、と感じました。サッカーを続けるきっかけをくれたのが、グランパスというチームです」

Q:それ以降、グランパスを継続的に見るようにもなりましたか?
平岩「はい、そうですね。中学生になってからは少し忙しくなって、直接スタジアムには行けていないんですが、動画などで見ることは多いです」

Q:名古屋グランパスの選手で好きな選手はいますか?
平岩「はい、自分はフィールドの選手なのですが、ランゲラック選手がカッコいいなと思う部分があります。見た目だけでなく、プレーでもとても活躍していて、カッコいいなと思います」

reported by 今井雄一朗

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