【赤鯱短信】あの日の有言実行を果たすべく。梶山幹太の静かなる闘志。
始動というよりは、“再動”という感覚で梶山幹太のことを見ている。昨年6月に負った右足首の脱臼骨折は、それまでまずまずのパフォーマンスを見せてきた彼のプロ1年目に唐突にストップをかけるような出来事だった。しかも、佐藤寿人ほどのキャリアを持った選手でも、少し練習から離れればフィーリングとして追いつくのが難しかったトレーニングが現体制では待っている。昨年終盤にはかなり負傷の状態も良くなっており、無理をすれば最後のミニゲーム大会には出ることもできた梶山だが、最終的には大事をとって今年への備えに徹した。2年目の始動日から全体合流することは間違いない中で、どれだけチームの流れに乗ることができるかとは密かな心配事だったのだが、杞憂に終わったことで冒頭の言葉が浮かんできた。止まっていた時を、動かすことができたのだ。
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