【2015シーズン全選手レビュー】田鍋陵太:大きな力を制御する芯の強さを手に入れ、不死鳥のごとく復活せよ!
14.田鍋陵太
90分のフル出場は、ナビスコカップ予選リーグの消化試合となった7節・神戸戦と、天皇杯初戦の町田戦のみ。そのどちらも敗戦だったが、内容は驚くほどに異なった。
ナビスコカップでは若手中心のメンバーがそのポテンシャルを見せるような試合になった中で、田鍋もまた自分の可能性を我々に見せてくれた。松田力、小屋松知哉、森勇人、杉森考起らが展開する高度なポゼッションからの流れるような攻撃にリズムを合わせ、普段の縦への突破だけでなくパスワークにも参加。正直、田鍋がここまでパスワークへの親和性を持っているとは思っていなかったので、素直に驚いた。翌日、西野朗監督にそのことをぶつけてみると、「輝希は左サイドだね。田鍋もおそらくは左に置いた方が、クロスが使えなくても中に切り込んでいけば、ボールは持ちやすいっちゃあ持ちやすい。アイツは両サイドやれると思う」と、まさかの左サイド起用のプランも披露してくれた。(もっとも、闘莉王は「ないない(笑)」と笑っていたが)
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