赤鯱新報

【赤鯱短信】万能型というスペシャリティ。“任せておけば大丈夫”という、内田宅哉の安心感。

ポリバレントやユーティリティという言葉は時に“器用貧乏”というニュアンスもはらみがちだが、「どこをやらせても安定感がある」や「どこでも安心して任せられる」というレベルになれば“一芸”に変わる。試合に出てナンボの選手にとってはなおのこと複数ポジションへの適性はとりわけ現代においては必須科目になりつつあり、育成年代からひとつに限らず役割をこなしてきた経験は多くの選手が持つようになってきた。ハイレベルなジェネラリストは一握りのスペシャリストにも優る価値を示すことがあり、名古屋にとってのそれは和泉竜司であり、内田宅哉もその一人としての地位を確立しつつある。長谷川健太監督の内田の使い方には、「応えてくれる」という想いを感じずにはいられない、信頼の色味が強くなってきた。

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