【赤鯱短信】厳戒突破を果たした鹿島戦。“米本化”していく内田宅哉の次なる進化はどこにある。
意外と言えば、意外だった。もっと理知的に、淡々とプレーしている印象の方が強かったから。確かにガツンとコンタクトしてボールを奪い、プロフェッショナルファウル的に状況を止めることも多いが、それはポジション的に必要なプレーだから、逆に冷静に、躊躇なく行っているのだと思っていた。しかし死力を尽くすような戦いになった鹿島とのルヴァンカップ準々決勝第2戦における内田宅哉のパフォーマンスには、肉体を凌駕する精神の力を感じた。実際にも本人が「気持ちだけでやっていた」と語っているが、その飢餓感は実に頼もしかった。
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