赤鯱新報

【クラブニュース】新シーズン開幕へ向け選手が街でクラブを大アピール! 今池商店街でのフラッグ交換&大須商店街練り歩き写真レポート

舞台は変わって大須商店街へ。ふれあい広場でまずはあいさつから。司会と練り歩きの先導役はOS★Uの夏木寧音さんと織原さくらさんが務めた。

本日2月17日、名古屋グランパスの選手たちが名古屋の街に繰り出して、クラブの存在感を大々的にアピールするイベントに参加した。今池商店街では高卒、大卒の新人4名が毎年恒例となっている、商店街の街頭に掲出しているフラッグの交換を行ない、大須商店街では中山克広、小野雅史、三國ケネディエブスの新加入3選手が2019年以来となる練り歩きに参加。サポートタウンに選手自らが出向き、街の人々との交流を深めつつ、シーズンの開幕を改めて告げることで、1週間後に迫ったホーム開幕戦への来場と応援を呼び掛けた。

今池商店街でのフラッグ交換には倍井謙、榊原杏太、鈴木陽人、ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾ら4選手に加え、クラブスタッフ、商店街有志、サポーター有志合わせて約80名が参加。脚立を使って街路灯に設置された古いフラッグを撤去し、新エンブレムも真新しいフラッグを設置し直す作業を7グループに分かれて行なった。フラッグの固定は基本、手で回せるネジで固定されていたが、榊原のパートはドライバーを使って固定するタイプでちょっと苦労した模様。それでも有志の方々とコミュニケーションを取りつつ手早く作業は進み、予定時間よりも速くイベントは終了。今池商店街の皆さんも笑顔でこの催しを楽しみ、またひとつサポートタウンとクラブとのつながりが強くなったように見えた。

大須商店街では2019年以来となる練り歩きが行なわれ、道行く人々にチラシを配りながらクラブとホーム開幕戦を選手たちが猛アピール。集まった多くのサポーターと一緒に大須の商店街を歩く光景は圧巻で、同行してい清水克洋専務も「こんなに賑やかなイベントになるとは」と驚きの表情を浮かべていた。始まるにあたっての挨拶では商店街関係者から「今季こそ優勝パレードを大須で」とお願いされていたが、開幕の練り歩きでこれなら優勝パレードはどんなことになってしまうのか。そう思えるほどの大盛況ぶりの中、中山も小野も、三國も様々な人たちとのコミュニケーションに笑顔を浮かべ、チラシを手渡して「来週が開幕戦です」と共闘を呼びかけ。3選手の中では三國がコミュ力の高さを見せつけ、「目が合ったら渡す」というコツを中山たちに伝授していた。あの個の強さは必ずや、今後の強みになっていくはず。

練り歩きの最後には「令和6年能登半島地震 グランパスくんファミリー募金」も行なわれ、多くのサポーターや街の人々に協力を呼びかけた。1時間ほどのイベントだったが、コミュニケーションという意味ではとても濃密で、多くの人々が「サッカーの人?」と興味を持つきっかけになっていた。選手たちもまた、クラブグランパスもある“お膝元”に興味を持った様子。開幕戦を、そしてシーズンをさらに盛り上げるものして、多くの実りある1日になったことは間違いない。

今回はその二つの催しを、写真レポートでお届けする。


〇榊原杏太選手
「すごく多くの人たちが集まってくれて、こうやって名古屋の街とかでよく見るフラックとかは、こういう人たちに支えられて、あるんだなっていうのを思いました。自分も名古屋グランパスの一員に今年からなったので、こういう活動にもしっかり参加していきたいなっていうのは思いました。練習参加とかした時に見ていた選手がポスターになっていたりとか、そういうのを見た時にも『あっ』て気づくみたいな感じにはなっていたので、こういうものを見ると特別感もやっぱりありますね。
最近は自分のプレーも全然、練習で出せるようになってきてますし、トレーニングマッチとかでも、一緒にやっている選手たちとのコミュニケーションとかも、よりとれるようになってきているので。そういう面では慣れてきてるのかなっていうのはあるんですけど、正直、その中で試合に絡むところについては、まだもっとやらないといけないところが多いので。今はそういう感じですね。ただ、別に周りというよりは、自分自身でどうするかってところで。FWの中では自分みたいなプレースタイルの人はあまりいないですし、だから自分は自分のプレースタイルを貫いて、それで自分のことを必要だって思わせるようなプレーをすることが一番だと思っているので。もう、それ以上でもそれ以下でもないと思うんです。開幕はもちろんすごく楽しみですし、そこに絡もうって気持ちは今でもあります」


〇三國ケネディエブス選手
Q:今回のイベントはいかがでしたか。
「もう楽しかったです。自分の積極性を出せたかなって(笑)」

Q:チラシは何枚ぐらい配りましたか。
「ま、100は超えてたと思います。たぶんですけどね(笑)」

Q:応援してくれる街との一体感を得るというのも良い経験になったのでは。
「そうですね。こんな賑やかな商店街っていうのは、あんまり経験したことがないので。大須の人たち、大須以外からも来ている人がいると思いますけど、非常に何というか、ファミリーっていう感じの時間を味わえました」

Q:開幕戦が近いですが、自分の今の状態はいかがですか。こうやってパワーをもらえたところもあったと思いますが。
「最近、キャンプ終わってからはコンディションもめっちゃ上がってきていて、良いパフォーマンスができているので。今日のこれをきっかけに、もっと名古屋のためにって。ま、監督も言ってましたけど、『誰かのためにプレーすることで、プレーも良くなる』って。その中の“名古屋のために”っていう意思がちょっと強くなったかなって思います」

Q:今日来たことで、大須にまた来たくなったのでは。
「そうですね。けっこうスニーカーが好きで、ここにもスニーカーのお店とかあったので。ちょっとプライベートで買い物とかしに来れたらなって思ってます」

次のページ

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ