赤鯱新報

【神戸vs名古屋】レビュー:僅差のようで隔たりは大きい、“またしても”の負け方。勝者を前に、名古屋は次に何を思うか。

■明治安田生命J1リーグ 第33節
11月25日(土)神戸 2-1 名古屋(14:03KICK OFF/ノエスタ/25,365人)
得点者:12’井出遥也(神戸)14’武藤嘉紀(神戸)30’キャスパーユンカー(名古屋)
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負ける理由と同じくらい、勝てる理由も存在した試合だった。稲垣祥の言葉を借りるまでもなく、またしても名古屋は軽い失点と決定力の不足によって勝点を得ることができなかった。勝てばリーグ初優勝という神戸のモチベーションは相当なもので、その執念が乗り移ったかのようなディフェンスに遮られたところもある。だが、その数に比べても決定機の数は十分にあり、相手も多くの決定機を外してくれているのだから、やはり勝機は十分にあったと思う。勝利の神は細部に宿り、だからこそ指揮官はこの2ヵ月あまり「ディテール」という言葉を口酸っぱくも聞かせてきたのだが、まだまだ彼らは道半ばということ。勝利を得るにはまだ足りないことを突き付けられた結果に、チームの表情は淡々としたものだった。

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