赤鯱新報

【奮闘に奮闘を重ねた苦難のシーズンを終えて 名古屋グランパスver.2022:ポジション別レビュー】第2回:中盤センター

リーグ戦閉幕から1ヵ月。ローマ戦というアディショナルタイムもあった2022年シーズンだったが、とにかく山あり谷あり、監督もコーチも選手もサポーターも、すべての“グランパス”が苦しんだ1年間だったと思う。そのまさに最前線、現場で自らの身体を張って闘ってきた選手たちのことを、今一度振り返ってみたい。この後のオフ企画で豊田晃大に全選手については興味深いエピソードや感覚を提供いただくので、ここではシンプルにシーズンレビューとして、ポジションごとに2022年の名古屋グランパスを考えてみたいと思う。

2.中盤センター
[レオ シルバ、稲垣祥、永木亮太、阿部浩之、齋藤学、長澤和輝、仙頭啓矢、宮原和也、重廣卓也、内田宅哉、吉田温紀、甲田英將、豊田晃大]

一度に触れるにはやや人数が多すぎるように思えるが、シーズンの途中で2人が移籍し、1人が長期欠場、高卒新人が3人という状況においてはこれでも少なかったというのが実のところ。長谷川健太監督も1年を通して選手たちのコンディションに気を遣いながらの起用法を考えなければいけなかったセクションが、大まかに考えての中盤センター、主にボランチとインサイドハーフのポジションだった。

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