赤鯱新報

【名古屋vs柏】レビュー:想定外の激戦も、ねじ伏せ進む勝負強さ。名古屋の覚悟を見た2-0の“辛勝”。

■明治安田生命J1リーグ 第34節
11月3日(水)名古屋 2-0 柏(15:03KICK OFF/豊田ス/14,435人)
得点者:34’シュヴィルツォク(名古屋)71’中谷進之介(名古屋)
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スコアに加えて先制点からの耐え抜く展開含め、その“見た目”においては何とも名古屋らしい勝利だったが、終わってみてのチームの表情に余裕はまったくなかった。「とにかくハードなゲームだった」と切り出したフィッカデンティ監督の試合総括はまったくもって想定通りの戦いではなかったことを示し、中谷進之介も木本恭生も、疲労感の中で2-0の苦戦を振り返っている。勝った分だけ笑顔は浮かべられても、勝ちを拾えた感覚もまたそこには見えた。逆に言えば、それで2点差、無失点勝利を得られるだけの根性と勝負強さが、名古屋というチームに備わってきたのだと驚きもした。

指揮官の言葉を借りずとも、立ち上がりから優位に立ったのは柏だった。

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