赤鯱新報

【新潟vs名古屋】プレビュー:生き残りをかけた闘争に挑む男たち。その中心には、心強き闘将の存在がある。

■2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ第11節
9月10日(土)新潟vs名古屋(19:00KICK OFF/デンカS)
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火曜日の練習中に、ジュロヴスキー監督は突如としてサッカーを野生動物に例えて熱弁をふるった。曰く、「サッカーは強い個性をもった選手か強いチームが勝つ。野性の動物のような姿勢を見せていかないといけない。相手よりも強いパワーを見せて、相手よりも勇気を出す。小さな動物でもしっかり勇気をもって挑めば大きな動物に立ち向かえるかもしれない。逆に大きな動物でもひるめば下がってしまう。サッカーも同じだ」とのこと。これは天皇杯2回戦でJ3の長野に不覚をとったチームへの檄でもあったが、冷静に考えれば土曜日に控えた“決戦”へ向けて鳴らした警鐘だったともいえる。勝点7差で直上に位置する新潟との一戦は、直接対決でライバルに迫る最後のチャンス。何が何でも勝つというメンタルが、試合を大きく左右する戦いであるからだ。


チームには強い追い風も吹き始めている。この試合からいよいよ田中マルクス闘莉王の出場が可能になる見込みで、チームもスタメン組に闘莉王を入れてのトレーニングを開始した。フィジカルコンディションはまだ上げている最中だが、Jリーグ史上最高クラスのサッカーセンスと技術に衰えはまったく見られない。

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