赤鯱新報

【名古屋vs新潟】プレビュー:理想の先に現実があるとするならば。納得のいく勝利を、そろそろ見たい。

■2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第8節
4月24日(日)名古屋vs新潟(13:00KICK OFF/パロ瑞穂)
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そろそろ形が見たいものだ。このチームが納得する勝利の形を。満足はしなくてもいいし、できるものではない。だが、「これが名古屋の勝ち方だ」と言える勝利、成功体験こそが、現状のチームを次のステージへと導く気がする。

実際、その一歩手前まではチームは歩みを進めている。リーグFC東京戦、カップ鹿島戦、そしてリーグ大宮戦を通じて、名古屋はその真価を見せ始めている。ビルドアップからサイドへ展開しての攻撃、相手のプレッシングをかいくぐるワンタッチパスへの連動感、そして左サイドのゲームメイクから躍動感あふれる右サイドへと展開されるアタッキング。そのどれもがスピード感にあふれ、かつインテンシティも高い優れたチームパフォーマンスだ。水曜日のナビスコカップではターンオーバーの影響もあって発揮しきれなかった現チームの強みは、休養も十分な主力メンバーたちによって新潟戦でも再び表現されることだろう。狙いを持って、それを実行に移す。始動から3ヵ月が経過し、戦術の浸透度や選手の理解度はそこまでたどり着いた感もある。

だからこそ、今やるべきは試合のデザインだ。

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