赤鯱新報

【Jユースカップ2015決勝カウントダウン企画】髙田哲也監督インタビュー「どっちがより勝ちたいかってところだと思うので、そこは貪欲に表現してほしい。ウチは表現下手な選手が多いから(笑)」

■(決勝戦では)どっちがより勝ちたいかってところだと思うので、そこは貪欲に表現してほしいなと。ウチは表現下手な選手が多いから(笑)。

髙田哲也

笑顔で選手達を見つめる髙田哲也監督。

Q:決勝戦でしっかりとプレーしてほしいキーマンと言えばば?
「森と北野(晴矢)のツートップがいかに収めて、背後に飛び出せるか。レッズはプレスをかけてくるでしょうから、彼らも間で受けやすくはなると思います。ただ間だけではDFにつかまってしまうので、背後への動きを見せつつ間で受けるだとかして、サイドとボランチがそこにどう絡んでいくか。相手がそこに食いつけば、サイドバックがいかに前に行けるか、それがカギになるかなと。もちろんカウンターが仕掛けられればウチは一人でも突破できる選手がいますから。状況を見て、行けるなら行っていいしダメならしっかり組み立てる。どっちのサイドからでも崩せると思っているから、ちょっと冷静に相手を見ながらサッカーをしてくれればいいです。その中でも、森と北野に2人が点を取ればチームにも勢いがつくし、ボランチやサイドの選手が得点しても勢いはつく。あとはセットプレーで点が取りたいですね。欲を言えばね。そういう意味でも森でしょうね。相手だってわかっているから、晃太がボールを持ったら(存在感を)消しに来るので、そこでうまくDFをつり出してスペースを空けて味方を使ってとか、それがきちんとできるかどうか。自分が、となってしまうと空回りしちゃうんで(笑)、強引に何かやろうとすると逆にカウンターを受けるきっかけになってしまう。彼の出来は、もちろんエースだから背負ってやってもらわないと困るけど、あまり要求しちゃうとやっぱり空回りしてしまうので、リラックスしてやってほしいですね。彼はスイッチですから」

Q:指揮官としての決勝への意気込みを聞かせてください。
「毎週、目の前にある週末の試合を獲っていこうという考えの中での大会最終戦なんでね。決勝だからとやっていまうと余所行きになってしまうんですよ。今日の練習だってなんか堅かったりしましたからね。本当にきっちりと90分間、まずはしっかりチームのやるべきことをやる。良い守備から良い攻撃につなげて、ハードワークをする。それをきちんと90分トータルでやれば、終わった時には勝っていると思うし、できていなければ負けている。そこはわかりやすいですし、しっかり要求したいです。それとここまで来たら、どっちがより勝ちたいかってところだと思うので、そこは貪欲に表現してほしいなと。ウチは表現下手な選手が多いから(笑)。そこは彼らに期待して、楽しみにしています」

reported by 今井雄一朗

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