「川崎フットボールアディクト」

レアンドロ・ダミアン、ジョアン・シミッチ送別会に臨む【#オフログ】

ラゾーナ川崎プラザでの天皇杯優勝報告会に引き続き、富士通スタジアム川崎では今季限りでの契約満了が発表されたレアンドロ・ダミアンとジョアン・シミッチ両選手の送別会が行われた。

祝勝会から移動したサポーターも含めカウンターベースで888人。ここにスタッフを加えると900人を超えるサポーターが二人のために集まった。

冒頭両選手から挨拶。


◯ジョアン・シミッチ

「皆さん、こんばんは。こんなにたくさんの皆さんが集まっていただいて、本当にうれしく思っています。このように、皆さんの前に立って、皆さんとお別れのあいさつができるということは本当にうれしいことです。また、この機会を作っていただいてありがとうございます」

◯レアンドロ・ダミアン

「この5年間、ここにいる皆さん、そしてサポーターファンの皆さんと一緒に過ごした時間が本当に自分にとって大切な時間です。また、自分だけではなくて、本当に自分の家族もそうですけども、皆さんの優しさ応援、声援、支えがあったからこそこの5年間、本当に幸せな時間を過ごすことができました。また、こうやって皆さんの前でここでお会いすることができて、とてもうれしく思っています」

両選手には寄せ書きのタペストリーが贈呈され、その後集合写真を撮影。

シミッチが夜便で離日するという事情もあり、参加者に事前に並んでもらい、そこにダミアンとシミッチがハイタッチしながら歩いて行く、谷口彰悟方式で送別会は行われた。

参加したサポーターから次々と掛けられるありがとうの言葉に涙ぐむ両選手だった。

すべての参加者とハイタッチしたあと、サポーターを前に最後の挨拶が行われた。

◯ジョアン・シミッチ

「改めて皆さんここに来ていただいてありがとうございます。アスリートとしてサッカー選手として誰もがこのように送別会を開いていただけるような形はないと思います。だからこそ、こうやって皆さんが集まっていただいて、送別会をこのように開いていただくということは、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。この3年間、本当にファンサポーターの皆さんの支え、応援があったからこそ、自分はピッチの中で戦えたと思います。また、自分だけではなくて、本当に家族全員が皆さんの優しい気持ちを感じることができました。これから先、自分は違う道に進みますけども、本当に皆さん一人一人。ここに来られた方、来られなかった方も含めて、本当に川崎フロンターレのファンサポーターの皆さん、一人一人の思いを自分の心の中に受けとめて、これから先ずっと一緒に皆さんと歩んでいきたいと思います。また、自分は離れますけども、引き続き川崎フロンターレを応援し続けたいと思います。ありがとうございました」

◯レアンドロ・ダミアン

「皆さんありがとうございます。本当に言葉にならないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。皆様には本当に感謝と、そして皆さんと共に勝ち得た栄誉を本当に心からありがたいと思っています。自分は5年間、この日本に滞在しましたし、このフロンターレでプレーすることができましたけども、残念ながら、コロナ禍の中で、なかなか皆さんと接することができずに、少し距離を置かれてしまった状況の中でプレーしましたし、なかなか皆さんとこうやって接する機会を設けることができずに、本当に残念に思っています。あの時がなければ、もっと皆さんと近くで触れ合って一緒に戦うことができたと思いますけども、ただそんな中でも本当に皆さんの優しさ、気持ちというものは自分たちに伝わってきましたし、その皆さんの応援があったからこそ、自分たちはしっかりとこの数々のタイトルを皆さんと共に勝ち得ることができたと思っています。それは自分だけではなく、本当に家族も皆さんの応援声援。そしてサポート支えがあったからこそ、自分たちの家族もこの日本でとても幸せな生活を過ごすことができました。これからは自分もそうですけども、ここから離れます。ただ、引き続き皆さんと一緒だっていう風に常に自分は思っていますので、これから先もこの川崎フロンターレとしてみんなと一緒に戦い続けたいと思っています。本当にこの5年間ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです」

■余談
ちなみに小林悠と脇坂泰斗のFROカフェでの写真が意図的か意図的ではないか、ジャッジリプレイを巻き込みかねない勢いで話題になったが、ここに登里享平を加えた3選手も両選手のタペストリーに寄せ書きをしようと思っていたとのこと。ただし、カフェに着くとすでに寄せ書きの時間が過ぎていたとのことで現物がなかったとのことで残念がっていたそうです。

(取材・構成・写真/江藤高志)

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