「川崎フットボールアディクト」

恩納村合宿5日目「コンディション調整とサッカー教室、そして新体制発表会見」【キャンプレポート】

沖縄SVとの練習試合の翌日、1月20日の練習は鬼木達監督と新加入選手を除いたメンバーで行われた。と言ってもホテルでの室内練習に続き、到着した練習場では筋トレルームで体を動かして全体練習は終わり。

その後、地元の少年チームを相手にサッカー教室が行われた。参加した子どもたちは30名ほど、幼稚園から小6まで。地元恩納村の子どもが8割。残りが2割とのことだった。

サッカー教室は村田達哉コーチが主導して行われた。ボール当てゲームなどで始まり、最後は子どもの人数多め、フロンターレの選手少なめのハンディありミニゲームとなった。

ゴールしたチームにはフロンターレグッズがプレゼントされるということで、子どもたちの目の色が変わったが、そんな試合は、「とは言っても、手加減してくれてゴール決めさせてくれるんでしょ?」という甘い考えを打ち砕く安藤駿介のキャノンシュートでスタート。

「大人の厳しさです(笑)」と苦笑いする安藤は「あれでドン引きされたら困りますが、選手側がスイッチ入らないとサッカー教室って盛り上がらないので。選手たち側がアレで笑ってくれたというか、盛り上がってくれて、良かったと思います」と場の空気を考えてのシュートだったと明かしている。

ということで、スイッチが入った選手たちが、次々と子どもたちのゴールに大人弾を決め続けたが、それでも子どもたちも少しずつゴールを決め、結果的に全員がグッズを手にできていた。


子どもたち代表で挨拶するシンくん

シンくん繋がりでフロンターレ側の返礼もシンくん

なお、このプレゼントとは別に参加記念にユニフォームもプレゼントされており、参加した選手全員がその場でサインを入れていた。

サッカー教室終了後、選手たちは思い思いに宿舎へ。そんな中、最後まで止める蹴るを続けていたのが、土屋櫂大と加治佐海のユース組。その脇で、テレビの収録を行っていた3選手を待っていたのが、大南拓磨、早坂勇希、高井幸大の3選手。宿舎まで走って帰る組だが、居残り練習組と収録組が終わるのを律儀に待っていた。待っている時間が暇すぎて「腹筋やりますか」と石井孝典フィジコに指導してもらうところはプロサッカー選手魂といったところ。「軽くね、軽く」とは話していたが、さて。

■新背番号

なお新加入選手と鬼木達監督が出席し、川崎で行われた新体制発表会見の席上、今季の新背番号が発表された。意外だったのが、昨季29番の高井幸大が2番を付けることになったこと。強化部からの期待感の表れであろう。目新しいところでは山本悠樹の77番が気になった。

また吉田明宏社長と強化部とのトークセッションでは、加入が噂されている「名前の長い日本人選手」、おそらくはファン・ウェルメスケルケン・際だと考えられるが、彼について交渉中だと明かしている。契約がまとまるのかどうか。今後の成り行きを見守りたいところだ。

(取材・文・写真/江藤高志)

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