赤鯱新報

【柏vs名古屋】レビュー:ふごうやるべきことを絞り込み、最大化したチームで得たアウェイの快勝。次なる一歩はどこへ踏み出されるか。

■明治安田生命J1リーグ 第4節
3月16日(土)柏 0-2 名古屋(15:03KICK OFF/三協F柏/12,897人)
得点者:18’永井 謙佑(名古屋)62’ハ チャンレ(名古屋)
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まさしく有言実行の勝利だった。引いて守らず、とにかく前へ。奪ってからを速く、そして攻撃で押し込んでいく。決して見た目は美しいとは言えなかったが、泥臭く闘う姿には執念を感じ、何度かの幸運も引き寄せたように思える。もちろん、勝ったからこそこうも言えるわけで、やはり勝利はいいものだ。最初は無理矢理にでも躍動感を出していったチームは待望の今季初得点で勢いに乗り、自信を取り戻し、追加点まで奪う流れを生み出した。開幕4節まで待たなければいけなかった歓喜の瞬間には安堵の表情も見え、サポーターに挨拶に行く選手たちを眺める長谷川健太監督の表情も穏やか。怒涛のような気迫とともにようやく決めた得点、奪った勝点だが、終わってみればやはり、ホッとしたというところが大きかったように見えた。

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