赤鯱新報

【京都vs名古屋】レビュー:圧され続けた苦戦。相手の強気に押し切られた、痛恨の一戦に名古屋は何を見出すか。

■明治安田生命J1リーグ 第21節
7月16日(日)京都 2ー1 名古屋(19:05KICK OFF/サンガS/13,360人)
得点者:13’山﨑凌吾(京都)62’和泉竜司(名古屋)90+2’パトリック(京都)
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90分を通して勝気に闘い抜いた京都が押し切った。一言でいえばこの戦いは、そうしたメンタル勝負が展開を左右した気がしてならない。キックオフから試合終了まで、前に出続けたのはホームチームの方で、乗り込んできた名古屋はといえば、結果としては相手の強みから逃げただけになった。逆手にとって狡猾に闘えたならばそれは兵法として成り立ったはずが、リズムの悪さはどこまで行っても拭えない。やっとの思いで追いつき、逆転のチャンスをつくったところはさすがの上位チームという印象もありながら、最後にうっちゃられてはそれも霧消する。「どこかチームが弱気になっている部分は中でやっていて感じた」。和泉竜司はあくまで冷静に、しかし悔しさを嚙み殺すような表情で勝敗を分けた要因について語った。

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