赤鯱新報

【柏vs名古屋】プレビュー:全員が挑み続けるからこそ生まれる可能性。その表現の先にこそ、勝利の喜びは待っている。

■明治安田生命J1リーグ 第4節
3月12日(日)柏vs名古屋(15:00KICK OFF/三協F柏)
———–

ステップアップした姿を見せられるかどうかが、ひとつの焦点となる。リーグ戦では2連勝のあとの鳥栖戦で敗れた、今季初の黒星を喫したが、中3日で迎えたルヴァンカップ神戸戦では選手を入れ替えつつ勝利。嫌な流れになりそうなところをしっかり断ち切り、なおかつ新たな可能性も提示できたことで、チームは活性化のきっかけもつかみつつある。バックアップメンバーではない、競争相手としての選手たちの切磋琢磨には一体感も加速し、「いろいろな可能性を持ったチームになれるということは、チームがよりレベルアップしていく上でも大事なこと」というユンカーの言葉からも、名古屋の状態の良さはうかがえた。この勢い、逃すには惜しい。

結果を出した選手には次のチャンスを与えるのが長谷川健太監督のマネジメントだ。とはいえリーグ戦の前節が負けで、カップ戦が勝ったからと選手を入れ替えるという単純な話でもないのは当然のこと。水曜日の試合に出なかったメンバーは3日前の木曜日にオールアウトに近い負荷をかけられ、永井謙佑も丸山祐市もユンカーも、たっぷりと汗をかいて備えている。予定通りのコンディショニングと、実績を刻んだ選手たち。指揮官は頭を悩ませているだろうか。それともまだまだ序列は変わらないのだろうか。対戦相手の違いや自分たちの組み合わせの違いは当然のごとく考慮しつつも、水曜日に見えた可能性はしっかりと“主力”にしていきたいところだ。

(残り 2482文字/全文: 3137文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ