赤鯱新報

稲垣祥「配置等が変わったりした中で、ある程度の部分は出せたと思いますけど、もっともっと連動していかなければいけないなと感じて。両方、良い面も悪い面も出た試合かなと思います」【10/22練習試合 名古屋vsFC刈谷】試合後の選手コメント

■練習試合
10月22日(土)名古屋 5-1 FC刈谷(45分×3本)
得点者:酒井宣福、永井謙佑、仙頭啓矢、宮原和也、レオシルバ
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○稲垣祥選手

Q:今日の練習試合ではいろいろな試みが見られましたが、そこも含めての感触はいかがでしょうか。
「そうですね、配置等が変わったりした中で、どういうものを出せるかとか、練習でやってきて。ある程度の部分は出せたと思いますけど、そりゃもっともっと連動していかなければいけないなと感じて。両方、良い面も悪い面も出た試合かなと思います」

Q:かなりアグレッシブにプレッシャーをかけられた試合だったと思います。
「先ほども言ったように、それも一定部分は出せたと思いますけど、これじゃあまだまだ物足りないので。もっと高めていかなければいけないと思います」

Q:結果的に45分3本の試合で5得点、たくさん得点を決められたことも大事だと思います。
「あの、でも倍ぐらいは取れたと思うので、そこはもっとシビアにというか、こだわってやっていかないと。チャンスがありながら決めきれないでは上に行けないというのは今シーズン自分たちが感じている部分なので。そこに満足してはいけないです。ただ、1点目かな、ノリが決めた形、インサイドハーフがあそこに入って行ってクロスから決められるというのは、ノリが入ったことによるプラスの要素だと思うし、そういった部分での良さが出ていたので。そういうことをもっと表現できるようにしていければいいかなと思いますね」

Q:選手交代の前後を通して右サイドの崩しが厚かった印象です。
「そこもまあ、意識して練習はしていました。今日に限らず右サイドのところはシーズンを通して崩してクロスまで行けているところがあったので、そこのクロスの質と中の入り方と、合わせ方というところの精度や共通認識とか。そこはもっともっと高めて行ければと思います」

Q:お互いの声掛けも非常によく聞こえてきました。自分たちで修正や動かしながらプレーするということについての手応えは?
「ひとつ、例えばシンとハルのポジションが変わるだけでも出る現象や近い選手とのコミュニケーションは変わってきて。たぶん外から見るより中では大きな変化になっています。そういったところの合わせる作業はより一層必要になると感じたし、おおよそはやれていたと思いますけど、ミスも変化によってあったので。そこはもっとコミュニケーションをとって高めていきたいなと思います」

Q:いま起こそうとしている変化の中で、稲垣選手が意識すること、やらなければと考えていることは?
「あの…点取らなといけないので、とにかく。点を取るためにどんな形を自分たちが突き詰めていくのか、どういうフィニッシュワークに持っていけるかというのは、ひとつ取り組んでいるところです。それぞれの選手の良さをどう出せるかということでも、ポジションが変わったり、選手が入れ替わったりというところで、その選手の良さを出せるかというのは試合の展開も
けっこう変わってくると思うので。それは大事かなと思います」

Q:この終盤戦においてこれだけの中断期間ができることは良し悪しあると思いますが、良い部分として次節に対して捉えられているのはどんなところですか。
「ほんと、どう点を取るかというところをこだわってやってきているので、そこが一つ、ここまで集中して練習に取り組めているというのはこの時期ではそんなにないので。そこはこだわりながらやれてきていると思います。あとは次のFC東京戦に向けて相手への対策として何をやっていくかというところをやっていければいいかなと思います」

Q:試合からは離れるのですが、工藤壮人選手の訃報がありました。親しくなさっていた工藤さんに対し、何か想いがあれば教えてください。
「うん……まあ、奥さんからは少し連絡をいただいていて、厳しい状態だということで。本当に、僕自身、そこまで人のことを尊敬したりとか、そういうことになることってあまりないんですけど。その数少ない僕の中で絶対的な信頼をおける兄貴的な存在で。…まあ、けど、工藤くんからいろんな影響を受けて今の僕自身がある、そういったことは僕の中ではずっとこれからもあるんで…。まあ、そういった想いとかは大事にしていきたいですね」

Q:工藤さんから学んだことは、いまどんなことが思い浮かびますか。
「うん…ほんとあの人は近い人を大事にする人だったし、もちろんサポーターも大事にするし、そういったところは僕も改めて彼と接していて感じさせられた部分です。あとはサッカーへの取り組みとか、振る舞いとか、そういったものは言うまでもないというか。プロフェッショナルというか。もう、今までも自分の模範的な存在だったので…そこは忘れずにいたいと思います」

Q:工藤さんが厳しい状態になられたあと、お見舞いなどには行かれたのでしょうか。
「いや、ほんと、けど、こんな厳しい状況になったのは急だったので。なかなか、そういうことも行けずに、コロナの状況でもあって、そういうのも行けない状況だったので…。ただ、声だけは聴ける状況だったので、ボイスメッセージを送ったりはさせてもらいました」

reported by 今井雄一朗

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