赤鯱新報

【名古屋vs札幌】レビュー:逸機と悪循環に、ぼやけた名古屋らしさ。スコア以上に完敗の思いは強く。

■明治安田生命J1リーグ 第8節
4月10日(日)名古屋 0-2 札幌(15:03KICK OFF/豊田ス/13,106人)
得点者:49’宮澤裕樹(札幌)63’中島大嘉(札幌)
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自分たちの狙いを表現し続けた札幌にはしっかりと勝つだけのプレーが生まれ、最終的には相手に合わせて戦うまで身をやつした名古屋は、逆に運にも見放された。アグレッシブに闘い続けるという根幹の部分でも札幌にはかなりの時間で上回られ、試合終盤になってその強度を上げていったように見えたのは、やはり勝利への執念に燃える札幌だった。お世辞にも良い試合と言える部分は多くない90分間を終え、長谷川健太監督は自らも含めたチームの準備不足も敗因だったと語った。落とし込み切れなかった、選手も迷っていた。基本的なベースをようやく構築したばかりのグループにとっての、泣き所が呼びこんだ完敗とも言えた。

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