赤鯱新報

【広島vs名古屋】レビュー: 悪循環にまみれた悔しい“ゼロウノ”。敗戦に名古屋はその足元を見つめ直す。

■明治安田生命J1リーグ 第31節
10月3日(日)広島 1-0 名古屋(15:03KICK OFF/Eスタ/7,885人)
得点者:35’浅野雄也(広島)
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どれだけ強い結束力を持っていても、ひとたび悪循環に陥れば途端にそのつながりは脆くなる。堅守をベースに果敢な攻撃に挑んだ広島はすべての流れが良い方向へと働き、少しの綻びから傷口を増やし、拡げていった名古屋に運も巡ってこなかったのは、もはや必然か。タラレバの話は負け試合においては敗因でないことも多く、この日の名古屋の試合はもっと根本的な部分に問題があった。一丸となってこそ強いハードワークのチームが、チグハグとした攻守を繰り返しては勝機にも見放される。

おそらくは今後続いていくタフな日程と試合に備え、ある程度のローテーションを図りながらも勝ちに行った戦いで、名古屋に欠けていたのは献身性だった。

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