赤鯱新報

【名古屋vs神戸】レビュー:“まさか”の印象残る2-0からの2-2決着。それゆえシンプルにもなる次戦への備え。

■明治安田生命J1リーグ 第33節
10月24日(日)名古屋 2-2 神戸(15:03KICK OFF/豊田ス/19,257人)
得点者:6’前田直輝(名古屋)14’シュヴィルツォク(名古屋)59’武藤嘉紀(神戸)81’アンドレス イニエスタ(神戸)
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狙いがはまった前半と、誤算が生じた後半と。ありきたりに言えば、そのギャップが勝点2のマイナスとなって結果に出た。名古屋というチームの特徴を思えば、2点差を追いつかれるのは滅多にあることではない。タラレバは勝負の世界に禁物で、様々な環境的条件などを言い訳にもしていられない。影響はあっても、あったとすればなおさらに、それを言い訳にできるはずもなく。名古屋は失速し、神戸は貴重な勝点を手にした。神戸の三浦淳寛監督は「前半戦にも引き分けが多かったが、あの勝点1が後々に響いてくると話をしていた。今日の勝点1もそのひとつだ」と言ったが、名古屋のフィッカデンティ監督も「残りの5試合の中でどちらのチームが優れているのか、残りの試合で名古屋と神戸がどれだけの勝点を獲得するのか」と負けていない。2得点を奪い合った熱戦は、残るシーズンへの布石としてどのような結末を迎えるのか興味深い。

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