赤鯱新報

【クラブニュース】今年は名古屋市に435個、県内7市に計835個! NTP「1ゴール10球キャンペーン」2020年度贈呈式レポート。

本日2月17日、2010年より発足し、今年で11回目となるNTPホールディングスと名古屋グランパスによる「1ゴール10球キャンペーン」のボール贈呈式が名古屋市役所で行われた。その名の通り、名古屋のリーグ戦での得点数×10球を毎年名古屋市内の小学校に寄贈するもので、今年は名東区、天白区、千種区、東区、北区、西区の計87校に5個ずつが配られる。また昨年度からはNTPホールディングスの寄贈により豊田市にも拡大し、今年はさらにみよし市、岡崎市、豊橋市、犬山市、一宮市の7市にも範囲を拡げ、昨季のゴール数45×10=450球に385球を加えて835球を用意。うち435球を名古屋市にということで、他市に先駆けて寄贈の催しが行われた。

催しには河村たかし名古屋市長をはじめ名古屋市の教育長ら、そして名古屋グランパスの小西工己社長、NTPホールディングス株式会社の小栗一朗社長ら出席し、簡単な挨拶の後に目録とボールの贈呈および名古屋市からの感謝増の贈呈が行われた。こういった状況下ということもあってか歓談の時間もかなりコンパクトなものではあったが、河村市長からは「瑞穂の新スタジアムはトラックの上に座席が出てくる移動式だと聞いている」という言葉が聞かれ、豊田スタジアムのゴール裏のように、移動式スタンドで陸上競技場と球技専用の両方の特性を持ち合わせるスタジアムになる可能性が示された。小栗社長からは「11年というと、小学校6年生の時にこのボールを使った子たちが、もう社会人になっているということ。ありがたいことです」とこのキャンペーンの歴史にしみじみ。NTPホールディングスは地域の教育文化振興への協力を望んでおり、名古屋グランパスとしては今年も多くのゴールを挙げ、寄贈するボールの数を増やすことでの貢献をしていきたいところだ。

既に名古屋市の小学校では4回目、5回目のボール寄贈を受けている学校が多く、数年に1回は新品のボールが贈られるサイクルが出来上がっている。地域のサッカー振興という点でも貴重な企画だけに、そういった意味での名古屋の得点力増に期待をしておきたい。

reported by 今井雄一朗

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