赤鯱新報

【FC東京vs名古屋】レビュー:持ち味を封じられての完敗。高い授業料は今後の成績で取り返せ。

■明治安田生命J1リーグ第10節
8月15日(土)FC東京 1-0 名古屋(19:03KICK OFF/味スタ/4,435人)
得点者:33’レアンドロ(FC東京)
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策士は策に溺れはしなかったが、相手の策にはまんまとはめられた。あるいは自らが植え付けたかもしれない策士の流儀が、脈々と受け継がれていたか。ウォーミングアップ時とは全く違うピッチコンディションとの対面から始まった“FC東京”との戦いは、最初から最後まで名古屋らしさを封じられて終わった。

ピッチ状態が作為的なものかどうかは不明だが、緩いピッチにより苦しめられたのが名古屋だったならばFC東京からすれば結果オーライである。ドリブラーはそのキレを奪われ、パスをつなごうにもボールは走らない。条件はピッチ上の全員に平等だが、それを得意とするか苦手とするかは個々の選手とチームのスタイル次第だ。まずは見た目の現象として、前田直輝もマテウスも、後半から出場した相馬勇紀も彼ららしい突破はほとんど見られなかった。一方で、ディエゴ オリヴェイラやレアンドロ、永井謙佑にアダイウトンは馬力も十分に疾走した。ホームコートアドバンテージは、足元に確実に存在した。

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