赤鯱新報

【川崎Fvs名古屋】レビュー:ひとつの理想形を見た夜。完敗は一方で自分たちの可能性を膨らませるものにも。

■明治安田生命J1リーグ第27節
9月22日(土)川崎F 3-1 名古屋(19:03KICK OFF/等々力/23,790人)
得点者:20′ オウンゴール(川崎F)34’阿部浩之(川崎F)59’前田直輝(名古屋)63’小林悠(川崎F)
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一矢は報いたが、完敗だった。すべての面で上回られたと言ってもいい。歴然たる実力差は順位表を見れば一目瞭然なのだが、それでも同じスタイルを標榜する攻撃的なチーム同士が対峙する時、あるいは互いの頬を叩き合うような戦いにもなり得ると思っていた。しかし現実は厳しく、名古屋は90分間のほとんどを支配されたまま敗戦のホイッスルを聞くことになる。「もちろん相手が強かったところもあったし、相手を称えたい。でももう少し自分たちもやれたんじゃないか」。玉田圭司は完敗を認めたうえで不完全燃焼だった自分たちを残念がったが、川崎の強さがそうさせた感すら漂う負け方だった。

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