赤鯱新報

【広島vs名古屋】レビュー:拮抗していたはずの試合を襲ったアクシデント。天皇杯終了でチームはいよいよ本格的な残留争いへ。

■第98回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
8月22日(水)広島 4-1 名古屋(19:03KICK OFF/Eスタ/2,822人)
得点者:6’工藤壮人(広島)18’深堀隼平(名古屋)99’パトリック(広島)105+1′ パトリック(広島)117分 パトリック(広島)
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戦力を温存しつつも勝ち進む可能性を追った敵地での戦いは、結果的にはかなり手痛い敗戦となった。何が痛恨かといえば、延長戦開始早々に起きた中谷進之介の退場である。試合結果が敗退となったがゆえに、彼の出場停止は同大会で消化することができなくなり、処分は通常であれば直近の公式戦に適用される見通しだ。つまり、週末の浦和戦にDFリーダーの一人を欠くかもしれない状況を生んだうえで、今季の天皇杯は終焉の時を迎えた。サブ組中心のメンバー構成の中で120分間を走りきった和泉竜司は「次はすぐに来る。切り替えたい」と何度も口にしたが、リーグ5連勝中の良い雰囲気に水を差したかどうかはわからない。ただ、 “敗者復活戦”から得たタイトル再挑戦の権利を、何とも残念な形で失ったことだけは間違いない。

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