赤鯱新報

【名古屋vs八戸】レビュー:形としてはきっちり勝利した25分間の決着戦。チームは4年ぶりのベスト16進出を果たす。

■第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
8月2日(水)名古屋 2-1 八戸(19:00KICK OFF/パロ瑞穂/3,913人)
得点者:53’永井龍(名古屋)70’村上聖弥(八戸)85’ワシントン(名古屋)
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勝ったから言えることだがなかなかにスリリングな25分の攻防だった。押谷祐樹の言う通り、全体としてみれば“普通に”進めることができた試合だが、短時間勝負という今回の形式においては先に失点し追いつかれたのは心臓に悪かった。セットプレーで1点を返し、同点の状況を堅守からひっくり返すというのは八戸のゲームプランの一つにあったことは間違いないからだ。絶好調だったという押谷のキックとリーグ前節から中2日でピッチに“補充”されたワシントンの強さがなければいかようにも転んでいた試合を、それでも名古屋はしっかりと勝利で締めた。歓喜というよりは安堵の空気が、試合後のチームからは漂った。

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