赤鯱新報

【名古屋vs熊本】レビュー:内容の良さが演出した5得点の圧勝劇。名古屋はまた一つ、成長のステップを上がった。

■2017明治安田生命J2リーグ第6節
4月1日(土)名古屋 5-1 熊本(17:03KICK OFF/豊田ス/11,554人)
得点者:9’佐藤寿人(名古屋)16′ 永井龍(名古屋)37′ シモビッチ(名古屋)65’齋藤恵太(熊本)68′ フェリペガルシア(名古屋)79′ フェリペガルシア(名古屋)
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日々の積み重ねが理論を超えて実践に達したことで、爆発的なゲームが生まれた。印象的だったのは、時間を追うごとにスピードアップしていく「止める、蹴る」。とりわけ後半になってからの名古屋の攻撃は、相手も指をくわえて見ていることしかできなかった。

驚くべき成長を見せた攻撃を語る前に、触れておかねばならないのが楢﨑正剛のファインプレーだ。キックオフ40秒ほどで喰らったシンプルなフリックからの攻撃で、名古屋はたやすく裏を取られ、齋藤恵太にフリーでGKとの1対1を許した。「シンプルなロングボールが一番チャンスになるチームなので、そこは警戒していたんですけど」と内田健太が唇を噛んだ大ピンチだったが、これを楢崎がきっちりセーブ。続く2分にも右の黒木晃平にフリーでシュートを打たれたが、またも楢崎が抑えた。立ち上がり10分ほどは安柄俊のフリックに後手を踏むことが多かった名古屋が落ち着きを取り戻せたのは、守護神のおかげでもあった。

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