赤鯱新報

【熊本vs名古屋】レビュー:チームは納得いかない表情の1-0勝利。質の高い過程を求めるチームには及第点の勝点3だったか。

■2017明治安田生命J2リーグ第25節
7月30日(日)熊本 0-1 名古屋(19:03KICK OFF/えがおS/6,296人)
得点者:45’青木亮太(名古屋)
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相手の倍のシュートを放ち、無失点に抑えての1点差勝利に不満はなくとも満足とは程遠い。試合後の選手の表情が、そして風間八宏監督の言葉がそう語っていたようだった。殊勲の得点者が「それ以外何もしていない」と苦笑いではなく、浮かない顔をしていたのが印象的だ。勝ち方、つまりは勝利への過程にこだわる集団は、この勝点3を最低限の結果としかとらえていないのである。勝って兜の緒を締めよとは使い古された常套句だが、彼らの兜の緒は相当に緩んでいたらしい。

無失点に抑えられたことで、挑戦的な3-5-2の新布陣はひとまずの成功を収めた。

(残り 3261文字/全文: 3607文字)

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