【2016シーズン全選手レビュー】小川佳純:痛む体を引きずって。チームを支えた“献身のナンバー10”
10小川佳純
1stステージ8試合出場(247分)
2ndステージ12試合出場(981分)・1得点
ナビスコカップ予選リーグ6試合出場(326分)
天皇杯1試合出場(90分)
明治大から名古屋に加入してちょうど10年の節目で、小川佳純はこれ以上ない苦しみを味わった。クラブ史上初の降格だけでなく、そこに主戦力として関わることができなかった悔しさはもちろんのこと、肉体的にも。
昨季終了後、実は小川の右足首は動かなくなっていた。原因は腓骨神経麻痺。それが原因でオフの間もろくに動くことができず、コンディショニングに苦しんだところから2016年の苦難は始まった。年が明けても右足首の状態はなかなか上がらず、チーム始動日になってもまだ不自由さを感じているほどだった。まともにボールが蹴られるようになったのは始動日からタイキャンプに入る直前のこと。「じっくり上げていきます」とベテランらしく焦りは見せなかったが、厳しいスタートであることに疑いの余地はなかった。
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