赤鯱新報

【名古屋vs大宮】レビュー:内容と結果の一進一退。すべきことはただ一つ、それでも前に進んでいくことだけだ。

■2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第6節
4月10日(日)名古屋 1-2 大宮(13:04KOKICK OFF/豊田ス/12,417人)
得点者:26’シモビッチ(名古屋)72’河本裕之(大宮)79’泉澤仁(大宮)
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これもまた、「自分たちのスタイルができあがっていないからこその脆さ」(小倉隆史GM兼監督)なのだろうか。前半に先制しながらも、後半に逆転される。追いつかれて踏ん張り切れず、逆転を許してしまう。奪ったリードを活用できずにジリ貧に陥るチームは、どこか迷いを抱えて戦っているようにも見えた。

9日間で3試合、中3日ごとに訪れる3連戦を名古屋はターンオーバーせずに戦い抜いた。まだ過密日程は始まったばかりということ、そしてリーグ5節・FC東京戦で得た手応えを形にするべく、小倉GM兼監督が選んだ道だった。4日前の鹿島戦からの変更点は、スタメンではオーマンに代わって竹内彬が戻ったことのみ。ベンチメンバーは小屋松知哉と川又堅碁が高橋諒とグスタボに入れ替えられた。鹿島戦で見せ場を作れなかった2選手には厳しい決定となったが、ベンチ入りもできなかったイ スンヒと同様、正当な競争原理の下での判断とも言える。もちろん、彼らにもチャンスはまだまだ残されている。小倉GM兼監督のスタンスはいたって明快だ。意欲とそれに値するパフォーマンスを見せればチャンスを与える。しかし起用に応えなければ他の者に取って代わられる。

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