赤鯱新報

【名古屋vs湘南】レビュー:内容悪く、勝点もゼロ。ナビスコ連敗のショックよりも、“自分たちのサッカー”ができなかったことが痛恨の敗戦。

■ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第2節
3月27日(日)名古屋 0-1 湘南(14:00KICK OFF/パロ瑞穂/7,309人)
得点者:87’島村毅(湘南)
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なぜ負けたのかを問うより、なぜここまでの惨状になったのかを考えるべき試合だ。勝ち負けは時の運、素晴らしい試合をしていても負けることはあるし、その逆もまた然り。だが、何一つ良いところなく負けたのであれば、そのプロセスや理由を追及する必要がある。さもなければ、4日後に迫るリーグ5節でさらなる惨状を名古屋は見ることになる。

ポゼッション。この言葉が湘南を迎え撃つ名古屋の足かせになった。ナビスコカップの前節はターンオーバーしたチームだったが、この日は次週のリーグ戦を見据えてレギュラーメンバーを起用。一時帰国からの再来日が遅れているイ スンヒに代わって明神智和が、トップ下に小川佳純が入る以外は、リーグ4試合で2勝1分1敗の好成績を残した自信のセットである。そのメンバーを使って目指したのは、チームスタイルの軸に置きつつも実現できずにいた、「パスをつなぐ」という戦い方だ。ショートカウンターに代表される速い攻めには一定の手ごたえを得ていたからこそ、挑むべき課題。だが、この日はあまりにもバランスが悪すぎた。

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