赤鯱新報

【川崎Fvs名古屋】レビュー:負けてなお希望が見える2-3の敗戦。なぜ負けたかよりも、着実に成長を続けるチームが、次戦で何を見せるかに期待が膨らむ。

■2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ第3節
3月12日(土)川崎F 3-2 名古屋(19:00KICK OFF/等々力/16,513人)
得点者:6’エウシーニョ(川崎F)26’松田力(名古屋)63’永井謙佑(名古屋)75’大久保嘉人(川崎F)84’中村憲剛(川崎F)
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勝っては反省し、負けてはさらに猛省する。安田理大は「新しいチームだから、毎試合勉強して、成長していきたい」と語ったが、開幕から3節にして名古屋はまた課題を突き付けられ、そして成長の跡も見せた。

ここ数年、分の悪い地である等々力での試合は、まずスタメン発表から小倉隆史GM兼監督の哲学を再確認することができた。前節で評価を上げた松田力を早速スタメンに昇格させ、逆に精彩を欠いた矢田旭をベンチスタートに。改めてこのチームが実力主義であることを表明する選手起用であり、今後はより一層の激しいポジション争いが始まることを感じさせるものとなった。また状態が心配されていた田口泰士は万全ではないもののこちらもスタメン出場。キャプテンの責任感を汲んだ選手出身らしい配慮も見せている。

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