赤鯱新報

【クラブニュース】本日発表された「ファン・サポーター・パートナーの皆様へ」という声明について。(996文字)

練習レポートでも少し触れたが、本日名古屋の公式HPなどで発表された「ファン・サポーター・パートナーの皆様へ」という久米一正社長名義による声明文について、久米社長が報道陣に向けてもその趣旨を説明。ここではその骨子を久米社長の言葉で紹介したい。

●久米一正社長の説明骨子
「今日、この声明を発表するにあたり、練習前に選手たちにはいろいろと話をしました。監督とは昨日、1時間ほど雑談を交えながら説明しまして、この前の川崎F戦、それから9月のナビスコカップや天皇杯も含めてうまくいかないなと。そこで川崎F戦の後にサポーターのみなさんからいただいた11項目の意見について、1つ1つに応えていくよりも、グランパスとしてどうしていくかの全体的なものにすることになりました。

そこにはいただいたサポーターの意見も組み込んであります。サポーターはふがいない戦いに、本当に勝とうとしているのか、気持ちを見せてほしい、どんなチームを目指しているのかと。それを選手にも伝え、さらに私からも話をしました。一番大事なのは、優勝でも、降格でも、シーズン最後の5~6試合が勝負だということ。昨年のレッズがそうでしたし、今季の我々だって6勝で勝点18を取ったらわからない。そこに先輩たちから受け継いできた歴史と伝統、そしてオリジナル10としてプライドを持ってやってくれと。今やオリジナル10で降格経験がないのはウチと鹿島、横浜FM、そして清水だけ。昇格してきたチームでまだ降格の経験がないのは鳥栖だけ。それが歴史と伝統なんだ。残り6試合でその意地を見せてほしい。この前のように寄せない、タックルもしない、戦わないではいけない。優しいサッカーではなく、球際をもっとガツンといくようなサッカーをしないといけない。そう言いました。

川崎F戦のあと、その場でサポーターのみなさんから11項目の意見をその場でいただきました。それに対する今の思いが今回のものです。そうしたメッセージをいただいたからには、真摯に答えようと思い、可及的速やかに回答をしたかった。この終盤6試合ではフロント力も試されると思います。選手とスタッフをどうやって一つにまとめるかが、大事になります。みんなが同じ方向を向いて戦う。この6試合は90分の試合の残り15分みたいなもの。歴史と伝統、プライドと意地を見せて、戦っていきたいですね」

reported by 今井雄一朗

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ