「川崎フットボールアディクト」

1失点を跳ね返せず、3試合連続無得点で2連敗/J1 第8節 vsC大阪【レポート】

J1 第8節
4月13日(土)15:03KICKOFF/ヨドコウ/18,786人)
C大阪 1 – 0 川崎

■できなかった攻撃

トップ下としてエリソンをサポートする役割を期待されながら、あまりそれができなかったと悔しがる脇坂泰斗は「かと言ってボランチだったりとか、センターバックからボールを引き出せたかっていうと、できなかった」のだと唇を噛んだ。そして「意図的な攻撃ができなかった」のだと反省して「自分の立ち位置だったりとか、そういったところを見直すべきかなと思います」と述べている。

脇坂が口にした、「意図的な攻撃ができなかった」との証言は切実だ。0-1でC大阪に敗れフロンターレはこれで2連敗。引き分けた横浜FM戦を起点にすると、3試合連続で得点できていない。フロンターレのアイデンティティとして磨いてきた攻撃的なサッカーを発揮できずにいる。

この試合、左のCBとしてプレーした佐々木旭は鬼木達監督から「中盤の選手にいっぱいボールを触らせるように」との指示を受けており「自分が持ったらすぐに見えているところに付けて、運べたら運ぶ」ことを意識していたという。そして前方の選手たちに「少しでも余裕ある状態でボールを持ってもらえたらいいかなと思って、時間を作ろうっていう意識はありました」と話す。もちろんその前提としてあるのは守るということ。そのタスクを行った上で、攻撃の起点として機能しようとしていた。

CBからの前方の選手へのパスコースとしては大南拓磨と瀬川祐輔の連携も見られた。

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