「川崎フットボールアディクト」

3バックが機能した前半の決定機を生かせず、対応された後半に3失点。リーグ戦未勝利は6試合に/J1 第26節 vsC大阪【レポート】

J1 第26節
9月2日(土)(19:03KICKOFF/ヨドコウ/18,789人)
C大阪 3 – 0 川崎

■前後半で転換

C大阪の香川真司は前半の内容について「相手の出方でちょっとバランスが、何かうまく対応しきれず、前半終わったので」と振り返っている。そして「でも逆に0点で抑えられたのは俺たちのリズムだなと思いました」とも口にして「前半は良くなかったですが、耐える必要があった」前半を無失点で折り返せたことで「確実に後半、チャンスあると思っていた」のだという。

逆に言うと、フロンターレが3バックでスタートさせた前半は、鬼木達監督の狙い通りに進んでいたということが言える。

その一方で、C大阪の小菊昭雄監督は「メンバー表を見たときに相手は3バックで来るのかなと想定はしていました」と述べ試合前には想定できていたと話す。しかし、フロンターレの立ち位置が「準備してきたものと少しイレギュラー」な状態にあり、その修正にはハーフタイムまで待つ必要があったとのことで小菊監督は次のように説明している。

「ハーフタイムに映像を使ってサイドバックのポジショニング、ボランチの関わり方を全員で共有して、優位な立ち位置をとって有効に前進できたシーンが多くなったのかなと」

前半の試合内容を分析し試合映像をベースに編集してハーフタイムに説明。それを受けた選手たちがやるべきことを把握して実行に移し、フロンターレを圧倒したことになる。

前後半で様相がガラリと変わる試合の背景にはそんな事情があった。

■チャンスはあった前半

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