2023年09月05日 20時09分　
カテゴリ： ★無料記事 • アカデミー • 監督・選手コメント • 試合レポート
タグ : 2023 • アカデミー • 川崎U18

プレミアEAST 第12節
9月3日（土）（16:00KICKOFF／生田／354人）
川崎U-18 3 – 0 大宮U18

■3発快勝

川崎U-18は、9月3日にプレミアEAST第12節大宮U18戦を行った。会場はAnkerフロンタウン生田。試合はプレミアリーグ初先発の髙橋宗杜が2G1A。その高橋をトップ下から支えた岡田泰輝の1G1Aの活躍もあり川崎U-18が3-0で勝利した。

夏のクラブユース選手権や和倉ユースなどの大会を挟んではいたが、リーグ戦としては2ヶ月ぶりの再開初戦を幸先のいい勝利で終わらせている。

なお、スタメンには前述の髙橋に加え、負傷から復帰の岡野一恭平、由井航太といった選手がその名前を連ねていた。

試合は大宮U18の堅守を崩しきれない時間帯が続くが、前半38分に相手のミスを岡田が逃さず。その岡田からのパスをもらった髙橋が落ち着いて決めて川崎U-18が先制した。

「タイキ（岡田泰輝）が持った時に、自分は武器のスピードがあるので。スピードで走って、相手のセンターバック1枚はがして、シュートを打つ時にセンターバックがスライディングしてくるのが見えたんで。これ打ったら当たるなと思ったんで。冷静に見えてたんで、切り返して。あとは左足で流し込みました」

そう自らのゴールを振り返る高橋の先制点を手に川崎U-18が1−0で前半を折り返した。ある程度守備にリソースを割り振っていた大宮U18の堅守を破る決定力は見事だった。

■後半2点を追加

川崎U-18は、後半開始早々の後半49分に岡田のゴールで2点目を奪う。先制点の高橋が岡田のゴールをアシストしており、2−0に。決めた岡田は「ソウド（髙橋宗杜）が背後に抜けてくれて、自分はそのキープしていたボールを受けようと思っていて、良いボールが来たので。そこでシュートかドリブルで悩んてで。シュートを打とうとしたんですが、相手が前に入ってきたので。切り返して決めることができました」とその場面を振り返っている。

なおアシストの高橋は元木湊大を起点とした一連の流れ次のように振り返る。

「あそこの場面は、ミナトがFKを置いて、背後取れそうだなって凄い思って、思い切って走ったらボールがでてきて。で、キーパーがちょっと出てきて。シュート打とうかなってちょっと思ったんですけど。でも味方の上がりをちょっと待って、アウトサイドで戻して。タイキ（岡田泰輝）が見えたんで、ちょうど。戻したら、上手く点取ってくれたって、感じです」

前線の2選手の連携で2点をリードした川崎U-18は、さらに61分に高橋のダメ押し点が決まり3点目。加治佐海が蹴ったCKが、由井を経由して最後は高橋が押し込むという得点だった。

この得点を振り返る高橋は「自分（高橋）はキーパーブロックで。佐原（秀樹）さんから、キーパーブロックした後にセカンドボールを狙うよう言われていて。それで（CKのボールを）由井が触るのが見えて。で、自分がキーパーの前に入ったら触れるんじゃないかと思って、いい反応できて、ちょんと触るだけでした」としている。

反撃を試みる大宮U18ではあったが、土屋櫂大、林駿佑のCBコンビがGK濱﨑知康とともに隙を与えず無失点で試合終了。3-0で勝利している。

なお、土屋は無失点の試合結果について「クラブユースとかでは失点が多くて、チームとしての課題だったんですけど、プレミア後期開幕戦というところでゼロで抑えられたっていうのはとても嬉しく思います」としている。

■U-17日本代表
先発フル出場できっちり無失点で試合を終わらせた土屋と、後半81分から出場の柴田翔太郎の2選手は試合後その足で成田空港に移動。U-17日本代表に合流しフランスにて、リモージュ国際大会に臨む事となる。大会は、9月6日のU-17ポルトガル代表戦に始まり、8日のU-17イングランド代表戦、10日のU-17フランス代表戦と続く。11月のU-17ワールドカップに向けて、いいアピールになることを願いたい。

◯土屋櫂大

「11月のワールドカップに向けて本当に厳しい戦いが待っているので。今回のこのフランスの遠征で、自分の武器をしっかり発揮して、代表のスタッフ方に自分のプレーを見せつけられたらなと思っています」

◯柴田翔太郎

「ワールドカップっていうところに、15の代表の時からやってきて。ここまで来たからには絶対に行きたいですし、それを掴みかけてる位置にいると思うんで。この遠征本当に大事になると思いますし、死にものぐるいでアピールして、メンバー入りってところを掴んで、ワールドカップで自分が活躍してというところまで繋げられたらなと思ってます」

■コメント
長橋康弘監督、高橋宗杜、由井航太、岡野一恭平、岡田泰輝の各選手です。

次のページ