那須奏輔「どんな試合でも自分が点取って勝つっていうのが一番」
○那須奏輔選手
Q:シュートチャンスは多かったのですが、なかなか決まりませんでしたね。
「そうっすね(苦笑)。でも、相手のキーパーもうまかったです」
Q:確かにそうでした。それを差し引いても今日は良い感じでプレーしていたように見えましたが。
「駿吾と組むと、駿吾が裏に抜けてくれるんで、自分は降りてプレーできますし、今日は相手のプレッシャーもあまり来なかったんで、前を向けたっていうのが大きいですけど。あそこで前を向いたらいい感じでみんな走ってくれるんで、そこにいいパス出せたらなって思います」
Q:あれは那須選手のひとつの理想だと思いますが、やはり良い感覚であのポジションに入れたところもありましたか。
「ボランチの選手が受けて、前向いたりもしてくれて。そこでボランチが前向いた瞬間に僕が相手ボランチの背後から顔を出すと相手もついてこられないんで。そこはちょっと意識してやってます」
Q:プレミアリーグがそろそろ再開するこのタイミングでのチームや自分の状態はどうですか。
「みんな最近は練習で、学年ごとに分かれて試合したりしていて。3年生がずっと勝つわけじゃないんですけど、下からの1年、2年生の追い上げも良くなってきてるし、ポジションごとの競争力にしても高くなってきてると思います」
Q:今日の試合でも各学年に活躍する選手がいましたね。やはり刺激にもなりますか。
「下級生が良いプレーすると3年生もって、やらなくちゃいけない気持ちに全員がなるし、駿吾も2年生だし、そういう選手がいま活躍しているっていうのは良いことだと思うんです。けど、本当は、自分的には3年生がいっぱい試合に出てほしいところもありますね」
Q:残り少ない試合の中ではやりきりたいようなところも多いと思います。どんなことをチームとして見せていきたいですか。
「どんな試合でも自分が点取って勝つっていうのが一番で。そして勝点3を3試合取って9ポイント、それで行けるところの一番まで行くっていうのが、自分たちの今の目標で。自分はそのために前線でボール受けて、ゴールだったりアシストっていう目に見える結果を残すだけかなと思ってます」
Q:今年1年の自分の成長はどんなところに感じていますか。
「裏へのアクションとか、前からプレスをかけに行くっていうのは、去年の自分だったら全然してなかったことで。それまでの自分はボールを受けてから、ちょっと何かができるだけの選手だったんで、そのボールを受ける前のところは成長できたかなと思います」
Q:残り全勝するために考える相手のこと、自分たちのチームの強みを出すところはどう意識しますか。
「うーん…自分はヴィッセル戦は前期の試合の後半からしか出てないですけど、1点も取れなかったので。自分がスタメンで出たいですし、相手のセンターバックは確か1年生だと思うんで、負けちゃいけないと思います。横浜FCと東福岡は前期で勝ってるんですけど、たぶん相手も1年に2回は負けられないという気持ちで来ると思うんで、それを跳ね返すぐらいの、自分たちの熱っていうのを見せたいです。チームは選手層の厚さが最近も良くなってるっていうか、自分たちの強みになってきていて。誰が出ても同じようなプレーができるし、選手それぞれの強みっていうのを全員が出せるようになってきてるかなって。それが強みかなって思います」
reported by 今井雄一朗 
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