赤鯱新報

【G大阪vs名古屋】レビュー:油断なく守り抜いた2ヵ月ぶりの白星。“闘い抜いてこそ名古屋”と感じさせた泥臭い勝利。

■明治安田生命J1リーグ 第30節
10月21日(土)G大阪 0-1 名古屋(14:03KICK OFF/パナスタ/23,153人)
得点者:26’藤井陽也(名古屋)
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2ヵ月ぶりの勝利の味は、美酒ではなかったかもしれない。だが、苦境を脱するひとつのきっかけとなるだけの旨味は十分に含んでいたのではないか。互いに決め手を欠く試合展開の中で、数少ないチャンスのひとつを仕留めた名古屋の逃げきり勝ち。内容を見れば辛勝に近いものではあったはずだ。DFライン中央で常にアラートでい続けた中谷進之介は、試合終了まで勝ったとは思えなかったと苦笑いする。「今までの戦いがあったので、最後まで勝ちきれるぞっていう思いはなかった」。藤井陽也の虎の子の1点を守りきる戦いに安定感はなく、相手の低調にも助けられての勝点3は、まずは勝ったという事実を自信につなげることが肝要だ。

(残り 3421文字/全文: 3801文字)

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