赤鯱新報

野田愛斗「まずは練習に立ち返ってやるだけだと思います」

□高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 WEST 第12節
9月3日(日)10:00キックオフ トヨタスポーツセンター 第2グラウンド
名古屋グランパスU-18 1-4(前半0-2)サンフレッチェ広島F.Cユース
得点者:3分 中川育(広島)28分 井上 愛簾(広島)61分 那須 奏輔(名古屋)75分 中島 洋太朗(広島)76分 中島 洋太朗(広島)
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野田コメント用
○野田愛斗選手
Q:攻撃で前に進むのがすごく難しい試合に見えました。
「相手が若干、自分たちが敵陣に入った時にブロックだったりで引いてきて中央を固めてきて。自分たちの武器は速さなんですけど、そこをたぶん封じて来たんだと思います。ここ最近はそういうチームが増えてきている中で、今日のサンフレッチェも同じような形で守ってきたんですけど、ウチのセンターバックが持ったときのアクションの部分で単体の動きになっていたり、ひとつタイミングずれたりして、今日のサンフレッチェみたいに守備意識の高いチームが相手だと、そこがずれたりするだけでも前の侵入だったりが難しくなってくるので。そこは自分は意識的に相手のボランチの脇とか、そういうところを狙っていました。そういう時、自分が受けれた時というのはけっこうチャンスが作れていたと思うし、スムーズに前進できたと思うので、そういうシーンをもっと増やすことだったり、一人ひとりが1対1の部分ではがすとか、そういった部分でももっと優位性が作れると思うので、そこは感じていました。そういう部分で足りなかったかなって感じました」

Q:中盤もサイドの選手も、ボールを持った時には選択肢が後ろになりがちになっていた印象ですが、それもやはり相手に守備を固められたからでしたか。
「自分たちは陽人とか郁弥とか、そういうサイドでドリブルに特徴を持ってるチームというのはたぶん相手も分かっていて、そこには2枚とかちゃんとカバーも入ってきたりは早くて。でも自分が横のサポートで良いタイミングで入ってきたり、FWにつけて自分が3人目とか、そういう連続した動きが出てくれば、相手もついてこれてはいなかったので。そういう部分は後半の最初だったり、そういったところでやれていたんですが、自分たちの勝負弱さというか、そういうのが出ちゃったかなって思います」

Q:確かに後半は野田選手も含め全員が持って上がる、前に入っていくといった動きが増えた気がします。その形で得点も取れましたし、あれをもっとやるべきだったと。
「はい、そうですね」

Q:では自分がボールを持った時の選択肢はどうでしたか。前後半で違いはありましたか。
「前半だと、自分が受けた時はサイドハーフかサイドバックという、同サイドしか見えてなかったんですけど、後半になってちょっと動きが出てきて。そこで自分が背後に抜けるのもそうですし、陽人だったりFWの選手に斜めのランニングが出てきたところでは、自分も何でもできるというか、いろいろな選択肢がある中でプレーができたかなと思います」

Q:鈴木選手には複数マークがつくことも多く、彼を中のポジションに入れるパターンも出てきたと思います。使い分けはどう考えていますか。
「今日はスタートは陽人が右サイドで、悠斗がFWという形でやってたんですけど、そこで陽人と悠斗のところで話し合って、陽人がFWの位置に入って悠斗が右に入るという形を流れの中で、流動的にやっていました。陽人はより狭いスペースで前を向く力があったりとか、そういったところがあるので、そこを狙えば相手は締めてくるのでFWの選手にスペースができたり。そういうシーンもあったので、そこで自分が相手守備の薄い方を選んで、効果的な攻めができればいいかなと思っています」

Q:前半の悪い時間帯にはDFラインの選手まで後ろの選択肢を持ってしまうところがあって、たとえば長田選手などがもっと上がっていいのかなとも思っていました。そのあたりで何か声掛けやコミュニケーションはとっていましたか。
「センターバックの長田のところや湊真のところは、相手が前半から、ピサノとかもボールを持った時に牽制をかけてくるというか、少し狙っている素振りも出してきていて。その部分があったので、前に行き過ぎると食われたりとか、そうなるかなっていう話し合いがあって。だからパスもちょっと平行というか、なるべく余裕を持って受けるっていう状況が作れていたんですけど、でも結果的にはそこから前線にというのは難しかったので。そこは今はもっと考えてと思いますし、映像を見たりして、やっていきたいとは思います」

Q:後方やボランチでもっとボールを持ってはたいてというリズムが欲しかったところでもありました。それもやりづらかったのでしょうか。
「自分と康介が後ろでボールを持つのはいいんですけど、それだと後ろに重いなっていう話もして。それで自分はなるべく前の方でかかわるように意識していたんですけど、ちょっと距離感遠くなったりとかもして。そういう時間帯はもうほんとに、サイドバックに出してもまたバックパスとか、そういう時間が多かったし、と」

Q:そうなれば相手も前に守備で詰めてきますね。
「それにもっと早く気づいてっていう改善みたいなことは試合中にできないと。もっとそこは自分たちができないといけないところなので。そこは課題として、練習からの話し合いもそうですし、やっていきたいと思います」

Q:後半にはちょっと”安い失点”もあったり、なかなか悪い流れが断ち切れない感じが続いています。次の試合、今後に向けてどう改善していきたいですか。
「最近、公式戦で勝てていないですけど、自分たちはトレーニング=ゲームっていう風に意識して、練習に立ち返るしかないと思うので。練習でプレミア以上の強度だったりを出していかないと、この舞台で勝ち続けるというのは本当に難しいと思います。まずは練習に立ち返ってやるだけだと思います」

reported by 今井雄一朗

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