赤鯱新報

【フォトレポート】プレミアリーグWEST2023のホーム開幕戦は、昨季王者の鳥栖に対し、2-0の快勝!

鳥栖U-18をトヨタスポーツセンター第2グラウンドに迎えて行われたプレミアリーグWESTの第2節。名古屋U-18の面々はホーム開幕戦に、意気揚々と臨んでいった。

4月9日に行われた高円宮杯JFA U-18プレミアリーグWESTの第2節、名古屋U-18にとってのホーム開幕戦となった鳥栖戦は、鈴木陽人の2ゴールによる快勝を収めたことはご存知の通り。広島との第1節を5-2と大勝し、幸先の良いスタートをきっての本拠地開幕はクリーンシートで飾って魅せた。

先制点は30分。鈴木陽人がプレスでボールを奪い、そのまま持ち込んで流し込んだ。

立ち上がりこそ鳥栖の支配力に押し込まれる時間帯もあったが、長田涼平と大田湊真を中心とした守備陣が粘り強く対応し、左サイドの鈴木と石橋郁弥を起点に押し返していく展開に。風下に立ってのプレーはクリアも押し戻され、セカンドボールを拾えない部分でも劣勢はあったが、その状況をキャプテンが打開してみせたのは何とも頼もしいところだ。「自分の課題は決定的な仕事」と語る背番号7は、相手GKのパスをカットしそのまま持ち込みシュートを流し込んだ。

貴田遼河とツートップを組んだ那須奏輔。労を惜しまぬランニングで、攻守に運動量を出した。

後半に入っても名古屋U-18の優位は揺るがず、攻守の流れはさらにスムーズに。試合をコントロールしながらの戦いには決定機こそ多くはなかったが、相手のモチベーションに負けない冷静な対応が各所に見られ、前線では那須奏輔がハードワークを繰り返し、貴田遼河が身体を張った。貴田には得点こそ生まれなかったが、プロを相手にしても武器となったターンやポストプレーはチームに時間を与え、試合を押し返す原動力となっていたのは間違いない。

2~3人が相手でもまるでひるまない貴田遼河。

終盤には鳥栖のカウンターもいくつか見られたが、ここも長田と大田がきっちりと対応。アディショナルタイムには交代出場の野中祐吾がライン際で粘り強く折り返し、貴田が絡んで最後は鈴木が押し込み追加点。守りに入ることなく最後までゴールに迫った名古屋U-18が、難敵を破って開幕連勝を手にした。今季は1年から3年まで個人技に優れる選手が多く、それだけに交代策や起用法でも強みが出せる印象のあるチームだ。まだまだシーズンは始まったばかりだが、トップチームと同様に良い船出となったことで、次の試合、次の成長にも大きな期待感が膨らむばかりである。

reported by 今井雄一朗

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