赤鯱新報

【横浜FCvs名古屋】レビュー:内容よりも結果の一戦に、勝利という満点回答。ここから彼らの研鑽はさらに加速する。

■明治安田生命J1リーグ 第1節
2月18日(土)横浜FC 0-1 名古屋(14:03KICK OFF/ニッパツ/11,186人)
得点者:4’キャスパーユンカー(名古屋)
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今日は積み上げてきたもののどれが出せたか、という旨の質問をすると、ユンカーは大きく息を吐いた。マスクのせいで表情はつかめなかったが、顔をしかめていたのは明らかだ。「開幕戦は勝つことが大事」と永井謙佑は言ったが、そうは言っても欲を出してしまうのが人間である。ましてや開始4分で期待の点取り屋が決めて滑り出した試合に、名古屋側の期待感は爆発した。あらゆる試合に難しさは存在し、単なる1試合以上の“何か”が潜みやすい開幕戦というシチュエーションの中で、名古屋は苦戦し、奮闘し、勝点3を我が物とした。勝てば官軍、しかし満足感はそれほど多くはない。試合前、和泉竜司が「勝って反省できる試合にしたい」と言っていたが、結果も内容も、その通りの試合だったと言えるだろう。

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